劇場公開日 2011年5月14日

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「普通の可愛いラブロマンスもの」ジュリエットからの手紙 kalichan88さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5普通の可愛いラブロマンスもの

2015年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

アメリカの雑誌で働く記者の卵ソフィーは、レストランのオープンを控えるシェフの婚約者とイタリアのベローナへ行く。婚約者は自分のレストランの食材選びで忙しく、ソフィーは1人で観光をすることに。「ロミオとジュリエット」の舞台となった場所で、ジュリエット宛に恋愛アドバイスを求める手紙に返事を書くグループを知り、そこで50年前に書かれた手紙に返信する。すると手紙を書いた本人クレアと孫のチャーリーが現れ、一緒にクレアの過去の別れた恋人を探す旅に出ることに…。

アメリカ人がヨーロッパをロマンチックな場所だと感じていることはよーく分かった。あぁヨーロッパだったらこんな恋しちゃうんだろうなぁ…と上手い感じに引き込まれた。しかし恋愛をこんなに軽く描いていいのだろうか。世の中こんなに簡単だったらいいよなぁと、シラケたくはないので、羨ましがったりしてみた。きっと夢みたいな恋愛ストーリーを観て現実を逃避してみたい人も居るのだろう。それは、SFやホラーを好んで観る自分にもよく分かる感情。

単に私にはあんまり合わないジャンルなだけかもしれない。もっと「手紙」にスポットが当たるのを期待していたので肩透かしを感じた。この映画は「一時の恋」や「一歩踏み込めずに逃した恋」に焦点が当たっている、まさに「What if (もしあの時)」の気持ちを全て丸く収まる感じに描かれた作品と言えるだろう。可愛いけどね。とりあえず山あり谷ありの話にはなってるけど。(この山も谷も現実味が薄いものだが。)

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kalichan88