「観てよかったと思える秀作」ジュリエットからの手紙 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)
観てよかったと思える秀作
ソフィとクレアの孫チャーリーの心の変遷の描き方が秀逸な映画。ソフィよりも料理に夢中な婚約者と彼女とのすれ違いと、徐々にソフィに惹かれるチャーリーの姿が丁寧に描かれている。2人が結ばれるまで一筋縄ではいかないが、それもまた自然な描き方で面白い。ストーリーもテンポよく進んで無駄が無くラストも気持ちいい。洋画って恋愛関係になるのが早すぎるのが多い印象だけれど、今作はそんなことは無くてよかった。
あと、全編に渡ってイタリアの街並みがとにかく美しく絵になる。鑑賞後、人に勧めたくなる秀作だ。
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