「その2つを合わせると、あなたを一生苦しめる力を持つのです。」ジュリエットからの手紙 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
その2つを合わせると、あなたを一生苦しめる力を持つのです。
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映画「ジュリエットからの手紙」(ゲイリー・ウィニック監督)から。
主人公が、恋愛アドバイスを求める手紙への返信をしたところから、
物語は始まり、ラストにその返信した手紙の内容が紹介される。
「親愛なるクレア」で始まるその内容は、
「『もし』と『あの時』は、それぞれごく普通の言葉にすぎません。
でもその2つを合わせると、あなたを一生苦しめる力を持つのです。」
と続く。「もしあの時」「もしあの時」「もしあの時」
人生を振り返って「もしあの時」と思うことがあって、
(今でも後悔しているのなら)少しの勇気を持ち、あなたの心に従って、と。
それは「恋愛」に限らず、多くの場面で言えることかもしれない。
ただ、うまくいかない理由として「もし・・」を口にするのなら、
それは、後悔することもなく、その場しのぎの言い訳となるが、
心から後悔するほどのことならば、一歩を踏み出してみて・・という
アドバイスにもなる気がした。
メモしたのは、そのアドバイスへ向かう導入部の表現。
「後悔」という意味を、とても素敵に言い直している。
是非、こんな言葉の使い方の出来る人になりたい、と思う。
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