劇場公開日 2011年2月11日

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「【美味しいケーキは人を幸せにする。そんなケーキを一生懸命に作る人々の人生を背景に描き出した作品。江口洋介さんや江口のり子さん、そして蒼井優さんの確かな演技がこの作品を支えているのは間違いない。】」洋菓子店コアンドル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【美味しいケーキは人を幸せにする。そんなケーキを一生懸命に作る人々の人生を背景に描き出した作品。江口洋介さんや江口のり子さん、そして蒼井優さんの確かな演技がこの作品を支えているのは間違いない。】

2022年10月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

楽しい

知的

幸せ

■パティシエ修行中の恋人を追って上京してきたものの、彼がすでに店を辞めていると知ったなつめ(蒼井優)。
 ケーキ屋の娘であった彼女は一度は技量が足りずに依子・ウィルソン(戸田恵子)に断られるも、根性で、その店で働くことを許可され、伝説のパティシエと言われた十村(江口洋介)と出会う。
 しかし、十村はある理由からケーキ作りを辞めてしまっていた。

◆感想

・久方振りに鑑賞。監督の深川栄洋さんは、オリジナル脚本にも拘る方で、映画館で鑑賞した際には大変面白く鑑賞した。

・改めて観ると、今作の魅力は九州から出て来た、訛りのあるなつめを演じた蒼井優さんが、それまで地方でケーキ作りの手伝いをしていたスキルから、洗練されたケーキを作るまでに成長する姿を、時にコミカルに演ずる姿なのだな、と思った作品である。
ー 鑑賞当時は、蒼井優さんの存在すらあまり知らず・・。鑑賞履歴にない筈だ・・。-

・更に言えば、哀しき想いを抱える伝説のパティシエと言われた十村を演じた江口洋介さんや、夏目に対し愛想のない態度を取っていた佐藤マリコを演じた若き江口のりこさんの存在感も光っている。
ー 店を仕切る依子・ウィルソンが、怪我をした中、洋菓子コアンドルに集う、なつめに説得された十村や好条件で他店に声を掛けられていたマリコの姿。-

<10年振りに鑑賞したが、当時は気が付かなかったが、矢張り蒼井優さんの演技は秀でたモノがある。
 又現代邦画を牽引する江口洋介さんや江口のり子さん(ブルーのアイシャドウが、デヴィッド・ボウイみたいで、格好良い。)の確かな演技もこの作品を支えている。
 一度映画館で観て、10年経って再度鑑賞するのも良いモノだなあ、と思った作品である。>

NOBU