劇場公開日 2011年8月27日

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「オトナのおとぎ話…「もう一つの本土決戦?!」」日輪の遺産 Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5オトナのおとぎ話…「もう一つの本土決戦?!」

2024年5月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

2011年、角川映画。新田次郎原作。

終戦直前の日本。
「マレーの虎」山下奉文将軍が、フィリピンでマッカーサーが秘かに蓄財していた900億円の財貨を発見し、日本へ送る。
これを終戦までのわずかな時間のうちに、国庫から持ち出し、隠匿しようとする国家ぐるみの大作戦。

阿南惟幾(陸軍大臣)、杉山元(第一総軍司令官)、梅津美治郎(参謀総長)、森赳(近衛第1師団長)、田中静壱(東部軍司令官)など、
『日本のいちばん長い日』の主要キャストが一堂に会して、二人の将校(真柴少佐と小泉中尉)に極秘任務を与える。

このふたりに、運転手兼用心棒の望月曹長を加えたチームでこの難題に挑む。

小泉中尉は、死を決意した真柴少佐を諭す。
「我々はたった3人で、もうひとつの本土決戦をおこなうのです」

作業終了後には女子学生を殺せ、
という命令を破棄させるため、切腹真っ只中の阿波陸相を訪れる真柴少佐。
すべては、おとぎ話だと考えれば腹も立たない。

堺雅人、福士誠治、中村獅童、ユースケ・サンタマリア、土屋太鳳らが好演。

軍隊経験者のいない時代に作る戦時の映画。
なかなか難しいものだ、という☆2.5

Haihai