劇場公開日 2010年12月18日

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「最弱ヒーロー見参!友達は11歳の凄腕少女!」キック・アス ratienさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0最弱ヒーロー見参!友達は11歳の凄腕少女!

2024年6月29日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

楽しい

興奮

萌える

初めて、映画館で見たときから大興奮!何度見ても面白い。
大好きな作品です。

まず、大方の男性だったら、子供の頃、夢見てたんじゃないだろうか。ヒーローになる!って事に・・・。純真な心で正義の味方を目指して・・・。
途中までの展開は「ゼブラーマン」を、思い起こしました。コスプレマニアと言えなくもない普通の人がやがて正義のヒーローとして目覚めていく。
「キック・アス」の主人公も同じようにコスプレから入っていきます。

でも、特殊能力に目覚めたりするような事は無く、平凡な青年のままです。
しかし、正義を思う気持ちだけは色あせる事なく、常に誇りを持ち続けているような・・・。
そんなわけで途中、自分の弱さを卑下して、落ち込む場面もありましたが、それこそが普通の人間、ものすごく親近感がわきました。だからこそ、あのラストへのたたみこむようなストーリー展開にドップリと入り込めたんだと思います。

そして、もう一人の主役(と、言うより後半は、こっちがメインかな)ヒットガール!容赦ないです・・・。
ホラー大好き、グロいの大好きな自分ですから、何の抵抗もありませんでしたが、苦手な人はダメでしょうね。
おまけに実行するのがわずか11歳の少女ですから、道徳的にも受け付けない人は多いでしょう。
でも、単なる映画ですから、エンターテインメントとして、十分に楽しませてもらいましょう。彼女のスーパーアクションは見ごたえたっぷりです。

それから、ダディこと、ニコラス・ケイジ。ホンっと良い役者さんです。コスプレもばっちり着こなして、大変重要な役どころを演じてます。まさに映画全体を通しても父親という感じで、ビシッと作品をしめていると思いました。

あと、もう一人、ケイティ!可愛らしい女性です。ヒロインのチョイ役で、こんなに魅力的な子も珍しいんじゃなかろうか。友達の女の子も可愛かった。

ヒーロー映画ですから、正義の味方って大前提があると思います。
確かに、倒すべき相手は思いっきりのワルではありますが、この作品、リベンジ的な意味あいの方が大きくないかな。まぁ、リベンジものも好きなジャンルなんで、尚更、はまったのかもしれません。

それから、この作品、音楽も最高です!要所、要所に的確に、良い感じで心地よい曲が流れてきます。どこかで聞いたような音楽なんですが・・・。(すいません、洋楽には疎いので曲名がわかりません)

笑いあり、涙あり、それからアクション満載で、最初っから最後まで目が離せない!
ホンッと大好きな一本です。

ratien