「ぜひ!4:3を映画館で見られる最後のチャンスかも」赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道 鈴吉さんの映画レビュー(感想・評価)
ぜひ!4:3を映画館で見られる最後のチャンスかも
リバイバル上映にて鑑賞しました
見ておいて良かった作品と感じこの機会に感謝します
テレビ版「アン・シャーリー」に合わせてのリバイバルですが
高畑勲監督が「何を大切にして」再構成をされたかが改めて感じられた作品です
私自身は原作を侮蔑しなければ改変表現は許容出来るほうだと思っていましたが
「省いてはいけない部分」「表現しないことにより理解出来る後景」を含ませる事の
重要性を痛感しました
なぜアンがうるさいほどに言葉多く語るのか、比喩装飾表現や自身の感情を
自然や物事に投影して関係性を持とうとするのか
ともすれば説明臭いと捉えられる表現を当時に高畑勲監督が作り上げたことは
とても意義深い事と感じます
(当時はそんな事はわかってもいませんでしたが)
テレビ版「アン・シャーリー」も良い出来だと感じますが
モンゴメリ原作の「赤毛のアン」の人物像とは別人に感じてしまいました
良い機会ですので原作を読み直してみたいと思います
コメントする
