「寝ちゃったけど、やっぱ何度見ても良い。」赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
寝ちゃったけど、やっぱ何度見ても良い。
高畑勲監督の追悼上映なのかな?アニメの編集版ですが見てきました。出町座です。アンを見るならイチゴ水を飲みながらよねってことで、併設のカフェでイチゴソーダを買いました。
えーこの日は映画3本見たのでね、疲れてましてね。
マリラがアンを連れてスペンサー夫人の家に行って帰って来るまでの部分、だいたい寝てました。てへ。
きもちよーくお昼寝しちゃいました。
でもまぁアニメ見てるし、小説も読み直しているし、いいんです。
悲しいかな、70年代のアニメなので画角が小さいのよ、デジタルリマスターでも。それがさみしかったです。
寝ておいてなんですが、なんで私はこんなに「赤毛のアン」に惹かれるのでしょう。村岡花子訳に飽き足らず松本侑子訳でも読み始めてるし、おんなじところでなくし、切なくなるし、嬉しくなるし。
なんでしょうね、清らかで、現実から遠いものにそっと癒されているのかなぁ。
オープニングが好きです。物語中でもアンの空想の描写に切なさを感じます。ゾクゾクっとするんではないですね(ごめんねアン)。目の奥が潤むんです。かつての自分の世界だったからかなぁ。
世界名作劇場はリアルタイムで観てなくて、小説も子供時代にはなぜか縁がなくて、どちらも30代を迎えてから知って、好きになりました。それから数年たってますが何度も読み返しています。
アンが手違いでクスバート家にやってきて、クスバート家で引き取られることが決まるまでを編集しているので、ダイアナもギルバートも出てきません。
グリーンゲイブルズが我が家になったことを知ってから、アンが歓びを噴出させながら風景にひたるシーンがクライマックスですね。いや、マシュウに「そうさな、これからはグリーンゲイブルズのアンだよ」みたいなことを言われてマシュウに抱きつくところかなぁ。何度見てもいいシーンだ。