トライアングル(2009)のレビュー・感想・評価
全1件を表示
ガラテアの涙
スキー場では誰かに押されて暴走してしまったチヨン(スギョン)。それを助けたサンウ(ジェウク)。その裏ではサンウの部下が仕掛けた詐欺師の手口。そして、二人でくつろいでいるところへ幼なじみだと称するソンヘ(ヘジョン)が現れる。後にパーティでも再会するが、同じ匂いを感じたと言うソンヘは正体を秘密にする代わり、詐欺行為に協力して儲けを山分けしようと持ち出すのだった。
実はソンヘは女刑事。サンウが7年前の銀行強盗事件の犯人の生き残りではないかと睨んでいたのだった。しかも強盗事件では刑事が一人撃ち殺されていたのだが、その彼がソンヘの憧れの人でもあり、事件に対する熱の入れ方は尋常ではなかった。
上手くチヨンの心までも奪ったかのようなサンウ。サウナでは偶然鉢合わせてしまい、恋のライバルと感じたチヨンはサンウにキスをする。そして、婚約を発表?するかのようなパーティを開くのだが、そこへ亡夫の会社の副社長が・・・
チヨンの信頼をも勝ち取っていた副社長ではあったが、実は“ガラテアの涙”は偽物。その差益をちゃっかり着服していたのだ。そして、チヨンの嫌いな新社長が彼女の願いであるオペラハウスの建築を渋っていた理由も、副社長の不正を見抜いていたからだったのだ。そして、全てを隠匿しようと副社長はチヨン、サンウ、ソンヘが集まるセキュリティ万全の地下室に閉じ込め放火しようとするが・・・
最期にゃサンウも詐欺師などではなく、新社長の雇った探偵だったとか・・・どんでん返しが多すぎる!これで何の弊害もなく三角関係を続けられる。めでたしめでたし。でもチヨンはさすが大人の女性。自由にしてくれたと2人が接近してきたことにも満足げ。まぁ、女性2人が綺麗だったことで全てを許せてしまう映画だった。
全1件を表示