劇場公開日 2011年8月20日

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「ベタな展開に萎えるも、思わぬラストにしんみり」リメンバー・ミー(2010) 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ベタな展開に萎えるも、思わぬラストにしんみり

2013年3月25日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

父への反発からすさんだ行動を取り続ける青年タイラー。
ある日警官に逮捕されたタイラーは、警官の娘アリーを誘惑。やがて真剣に恋に落ちる…。

「トワイライト」のロバート・パティンソン主演のラブストーリー。
全編にほろ苦い雰囲気を漂わせ、ジェームズ・ディーンの路線を狙ったのだろうが…
暗い過去を持つ若い男女が惹かれ合ったり、出会いの真相がバレて「私の事騙してたのね!」のお決まりの展開になったり…ベタベタ。
正直ダレていた、終盤までは。

妹が学校でいじめられた事をきっかけに、タイラーは父との関係を修復する。アリーともヨリを戻す。
そして終盤。タイラーは父のオフィスで父を待つ。そこは、二つ建ち並ぶ超高層ビルの中。時は、2001年9月11日…。

思いもよらぬ終盤の展開に驚いたが、あの事件はアメリカ人の心に深い傷を残し続けている。
突然奪われたタイラーの命。
しかし、家族の心に、アリーの心に、忘れられはしない。
そこで初めてタイトルの意味が分かり、しんみりとさせられた。

近大