「ラストはちょっと反則気味」リメンバー・ミー(2010) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストはちょっと反則気味
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タイラーとアリー。それぞれの父親がピアース・ブロスナンとクリス・クーパーが演じているため、ある程度安心して見ていられる作品。二人の恋愛模様と細かな事件、妹のキャロラインのイジメ問題などはかなり大雑把。しかも、青春恋愛モノとして暴力やキレっぷりが描かれ、ちょっとオッサンにはついていけない部分もあった。
そんな単純なストーリーなのかと思っていたら、刑事に復讐どころかやられっぱなしのタイラー。エイダンというルームメイトも単に最低ヤローだったけど、友人思いなのは伝わってくる。そして、面白くないのはTVドラマの総集編といった感じの雑な編集によって、途中経過をすっ飛ばしてくれる。
タイラーの兄の自殺、アリーの殺された母親など、暗くのしかかってはくるけど、どうやって締めくくるんだ?などと、とりあえずは最後まで見なきゃ・・・と、簡単に考えていた。すると、どうだろう。終盤になってBGMがどんどん暗くなる!え?誰か死ぬの?
キャロラインが何かを書こうとする黒板にはその日の日付が・・・2001、11、September
ちょっと反則気味の展開に驚かされ、こりゃ涙なしには見れない!主人公だけじゃなく大勢の犠牲者のために泣かざるを得なかった・・・
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