「ナイスな妖精。」アーサー・クリスマスの大冒険 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ナイスな妖精。
今頃何を言ってるんだ、と思われても仕方ないんだけど^^;
このタイトル、なんでアーサーのあとが・クリスマスなのか
すごく不思議に思っていた。まさか名前だと思わなくて(爆)
アーサー君がクリスマスに冒険する話だと思っていたのだ。
(いや、それは合ってるんだけど)
アーサーって名前がアーサー・クリスマスなのね。あははは…
偉大なるサンタ・クロース一族の次男、アーサー。
なにかとドジで役立たずのアーサーは皆にバカにされている。
クロース家ではサクラ^^;のサンタ(父)が広告塔になっているが、
プレゼントの手配はすべて長男のスティーブが巨大宇宙船にて
指令を出し、世界各国へ音速といえるスピードで宅配していた。
その壮大かつ見事なミッションぶりは冒頭で明かされる^^;
かの(これから公開されようとしている)不可能なミッションに
挑むあの作品(しつこい説明でした)にも劣らない^^;その早技。
あーすごいすごい、見事!と手を叩いてたら終わってしまった。
ところが。
たった1人だけ、配り損ねた女の子がいた。
彼女と手紙でやりとりをしたアーサーは、てっきり父or兄がまた
届けに行くんだろうと期待して待ったが、その兆候はない。。
そう、言っとくけどこの話、サンタへの夢や憧れを打ち砕く(爆)
クロース家での黒いやりとりが暴露されちゃうんだよなぁー。
子供が観たら(聞いたら)とても残念な一家の腹積もり^^;まぁ世間
なんてそんなもんだよ…って、そういう話じゃないんだけど(汗)
大人は、大いに苦笑いできます。
(だって大変なんだよねぇ、プレゼントを用意するのも隠すのも…)
夢は夢、現実は現実。そのあたりの塩加減がとてもいい感じ。
で、心優しいアーサー。
サンタ祖父(こいつもちょっとクセがある^^;)と共に、プレゼントを
届けるべく伝説のソリ&トナカイ(もう使われていないのが悲しい~)
を使って女の子の元へ旅立つのだが…。
ここからは例によって冒険物語!ドキドキハラハラの展開となる。
彼らに付き添う妖精ブライオニーのキャラが非常にナイス♪
あぁそうなのか、サンタは妖精のナビがあって仕事ができたわけだ。
じゃあもっと、妖精に敬意を払って欲しいもんだと思ったけど…^^;
これは吹き替え版しかやっておらず、アーサーがウエンツ瑛士。
しかしまったく違和感はなかった。その他は錚々たる声優陣揃い!!
できればもちろん字幕版が観たかったけれど、サンタがプロなら、
声優もプロ、というわけで遜色なし。心地良く最後まで没頭できる。
最後のシーンを観て、あぁこの顔が観たくて配るんだよ、と思った。
自分の息子が小さい頃を思い出した。プレゼントはサンタがくれる
と信じていたあの頃の。我が家のサンタはなんと日本語で手紙まで
書いてプレゼントに添えていたのだ(爆)煙突などないから階段まで。
まったく疑わず、サンタだ!サンタさん来たよ!と喜んでいた息子の
顔を思い出し、アーサーと同じ目線で観てしまった母親なのである。
クレイアニメのアードマン・スタジオ、3Dでもいいもの作るね。
(夢はいつまでもあり続けてほしい。プレゼントも欲しいもんねぇ^^;)