劇場公開日 2011年1月29日

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「現代の松本清張のような作品」白夜行 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5現代の松本清張のような作品

2011年2月13日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

本作も「GANTZ」同様、原作が有名な為、見る人によって評価は違うハズ。

膨大な原作を2時間半にまとめようとしたせいか、エピソードの一つ一つの描き方や急な場面変換に違和感も感じた。

が、僕は原作を読んでないので、否定的な意見を言う事はあまり出来ない。

一本の映画としては、なかなか良かったと思う。

ミステリーは元々好きだし、初の悪女に扮した堀北真希も、良い悪いは別として、頑張っていた。
刑事役の船越英一郎は、思わず2時間ドラマか!と思ったが、ラスト、高良健吾扮する亮司に叫び語るシーンは感動した。やっぱり名優なんだなぁと再確認。

銀残しの映像は雰囲気を醸し出している。

かつての松本清張のような、重厚なミステリーの中に哀しき人間ドラマを描く作品をもっともっと見たいと思わせてくれた。

余談だが、黒部進と篠田三郎のツーショットシーンには、特撮好きとしては思わずニンマリ。狙ったのか偶然なのか分からないが、楽しませて貰った。

近大