「【最強の”ばーちゃん”異国のトイレで深い溜息をつきながら、母を亡くした3兄妹を結びつける。】」トイレット NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【最強の”ばーちゃん”異国のトイレで深い溜息をつきながら、母を亡くした3兄妹を結びつける。】
<登場人物>
・長男モーリー ある出来事のため、4年間引きこもり。
・次男レイ ある企業の実験室に勤務。ロボット系プラモデルオタク。
アニメも好きな、見た目からしてオタク。
・長女リサ 勝ち気で毒舌。惚れっぽい。
・ばーちゃん(もたいまさこ)
娘が亡くなる直前に日本から呼んだ。英語は話せない。毎朝トイレが長く、出て来ると深い溜息をついて自室に戻る。兄弟喧嘩をしたレイには黙って手製の”餃子”を焼いてくれる。
3兄妹と言葉は交わせないが、彼らの気持ちは通じるようで、必要な際には財布からおもむろに紙幣を取り出し、孫たちに与える・・。モーリーにはスカート?用の布地代を。リサには、エア・ギターコンテストに出場する費用を・・。
・謎の女性(サチ・パーカー)
レイが同僚のアグニから教えてもらった、日本の二つのタイプのトイレ。
和式と新しい西洋式トイレ。西洋式は”マドンナ”が絶賛した”ウォッシュレット。”
”ばーちゃん”は満面の笑顔で”ウォッシュレット”を指さした・・。
モーリーが、過去のトラウマを乗越えて、お手製の花柄のスカートをはいてピアノ・コンテストのステージに登場。ざわつく会場・・。
”ばーちゃん”は車いすから立ち上がり、今作中、初めて声を出す。”大声で・・”。
<良いなあ。英語の出来ない”ばーちゃん”が、遺された三兄妹の絆を徐々に紡いでいく様が素敵な物語である。もたいまさこさんは、台詞を発しなくても、抜群の存在感である。>
<2010年8月28日 劇場にて鑑賞>
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