劇場公開日 2010年8月28日

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「【最強の”ばーちゃん”異国のトイレで深い溜息をつきながら、母を亡くした3兄妹を結びつける。】」トイレット NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【最強の”ばーちゃん”異国のトイレで深い溜息をつきながら、母を亡くした3兄妹を結びつける。】

2020年1月8日
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鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

萌える

 <登場人物>
 ・長男モーリー ある出来事のため、4年間引きこもり。
 ・次男レイ   ある企業の実験室に勤務。ロボット系プラモデルオタク。
         アニメも好きな、見た目からしてオタク。
 ・長女リサ   勝ち気で毒舌。惚れっぽい。

 ・ばーちゃん(もたいまさこ)
         娘が亡くなる直前に日本から呼んだ。英語は話せない。毎朝トイレが長く、出て来ると深い溜息をついて自室に戻る。兄弟喧嘩をしたレイには黙って手製の”餃子”を焼いてくれる。
 3兄妹と言葉は交わせないが、彼らの気持ちは通じるようで、必要な際には財布からおもむろに紙幣を取り出し、孫たちに与える・・。モーリーにはスカート?用の布地代を。リサには、エア・ギターコンテストに出場する費用を・・。

 ・謎の女性(サチ・パーカー)

 レイが同僚のアグニから教えてもらった、日本の二つのタイプのトイレ。
 和式と新しい西洋式トイレ。西洋式は”マドンナ”が絶賛した”ウォッシュレット。”
 ”ばーちゃん”は満面の笑顔で”ウォッシュレット”を指さした・・。

 モーリーが、過去のトラウマを乗越えて、お手製の花柄のスカートをはいてピアノ・コンテストのステージに登場。ざわつく会場・・。

 ”ばーちゃん”は車いすから立ち上がり、今作中、初めて声を出す。”大声で・・”。

<良いなあ。英語の出来ない”ばーちゃん”が、遺された三兄妹の絆を徐々に紡いでいく様が素敵な物語である。もたいまさこさんは、台詞を発しなくても、抜群の存在感である。>

<2010年8月28日 劇場にて鑑賞>

NOBU