劇場公開日 2010年8月28日

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「小さなおうちとシンガーのミシン」トイレット バスト・ラーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0小さなおうちとシンガーのミシン

2019年11月24日
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泣ける

楽しい

幸せ

座り心地の良さそうなソファ、陽当たりのいい窓辺、微睡む猫
大きくはないけれど落ち着けるママの残した我が家、そんなサイズ感のコンパクトながら良い映画
何も言わないばーちゃんとふれあううちに少しずつ自分を取り戻していく3兄弟に家族の大切さを教えられる、等身大の自分でいていいんだと無言で言ってくれているようだ
セリフ無しの演出も効果的で最初は得体の知れない宇宙人のような他人から兄弟たちの“ばーちゃん”になっていって、作中唯一の発言シーンにはジーンとさせられる
ばーちゃんの餃子が食べたい

オチはピアノの軽やかさで、諸行無常の響きあり

バスト・ラー