「製作者の免罪符に付き合わされる」ザ・コーヴ isleさんの映画レビュー(感想・評価)
製作者の免罪符に付き合わされる
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TVドラマ「わんぱくフリッパー」で世界初のイルカトレーナーが手のひらを返してイルカの保護活動に走る。
元業界人がその業界を批判する性質の悪い告発映画。
「私の生きている間にやめさせる」と使命感に燃えているようだが、
自分の過去を棚に上げ、他人を攻撃することで「赦し」を得ようとしている。しらける…。
製作者の手法や主張では共感も協力も得られないと思う。
劇中、保護団体からも見放されている様子に納得する。相手にされないよ、あれじゃ。
出し抜かれた太地町の方々は怒るでしょう。
感情的な問題にしちゃ一番いけないのに煽っているだけでは問題解決に結びつかないですね、残念ながら…。
製作者の主張が全て事実だったとしても、私の思想や志向に全く影響を与えない低レベル。
上映禁止は感情的な対応をしてしまったと思います。
広告やコピーも持ち上げすぎ、そんなに崇高な理念じゃない活動ですよ。
劇場に限らず鑑賞の機会を解放すれば、興味を示されない事実が浮かび上がると思います。
誰から免罪符を受け取ろうとしているのか?
目標に対して、活動が稚拙でチグハグです。
もっと自分の過去や地元で出来ることがあるんじゃない?
自己満足の活動記録に付き合わされた印象です。問題解決に邁進する活動家ではありませんね。
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