「Dear John」親愛なるきみへ mayoneさんの映画レビュー(感想・評価)
Dear John
試写があたり、見ました!
思いのほか、よかった。
でも、この映画は、君に読む物語と原作者が一緒らしいのですが、あんときも思ったけど、話がきれいにまとまりすぎてる感があります。出てくる人もきれいで、話もきれいに流れて、きれいに終わるみたいな。
素敵な話ではあるんだけど、物足りない感じ。
チャニング・テイタムがかっこいいと思えたことがなかったけど、この映画ではかっこよいです。
アマンダ・サイフリッドはマンマ・ミーアとか、ベロニカ・マーズで見ていて、すごいきれいだなっと思っていたのですが、きれいさに磨きがかかってました。
そして、すごくみずみずしい。
吸い込まれそうです。
でも、、この映画のように性格よすぎる役より、ちょっとビッチーで奔放な方がしっくりくるなと思えてなりません。そういうアマンダがみたい!
最初、二人が一緒に過ごした2週間がすごく美しく描かれます。
そして、そのあとの、会えない間の手紙のやりとり。
言葉だけのやりとりが、すごく素敵だなと思いました。
そこまではすごい浸っていたのですが、サヴァナから別れの手紙が来て、会いにいって、理由がわかったところで、なんかさーっとさめてしまいました。
サヴァナがジョンが裏切った理由はいまいち?って感じ。
お隣さんの子供世話する方法はいくらでもあるだろうし・・・。
浮気しても、結婚まですることないんじゃ・・・とかいろいろ疑問が浮かびます。
サヴァナがジョンを裏切るほどに孤独だったってことがあんまり伝わってこなかったからかな?
映画全体としてはジョンの純粋な愛に焦点があたってた気もしますが、一途に手紙を書き続け待ち続け、相手を愛し続けたジョンにはぐっときます。
お父さんに手紙を読んであげる場面はすごくよかった。
あと、9.11の後、任務延長をするか迷うところで、どうしたらいいのかと泣きだすジョンを抱きしめてあげる部分はすごくよかったです。
あの頃、アメリカにいて、日々、戦争に向かっていることを感じていたのを思い出しました。
そして、こんな風にどうしたらいいのかと迷いながら、大切な人をおいて、戦争に向かった青年もたくさんいたんだろうなと思いました。
待たせる方も待つ方もつらいだろうなーと思って、涙がでました。
そのように、ぐっとくる場面も結構あります。
物足りなさはあるけど、素敵な話です。
好きな人と恋人になれて、どきどきもまだ収まらないような、できたてほやほやカップルで見に行くのにぴったりな映画だと思います!