「喧嘩も漫才もツカミが肝心」漫才ギャング 全竜さんの映画レビュー(感想・評価)
喧嘩も漫才もツカミが肝心
デビュー作の『ドロップ!』で、容赦ない血みどろ喧嘩に明け暮れる不良のヤンチャな闘争心を上地に継承しつつ、ストイックに舞台での笑いに勝負を賭ける佐藤隆太の芸人魂を盛り込む事で、品川ヒロシの半生を前作以上に色濃く打ち出しており、格闘でも漫才でも過程を実に丁寧に表現。
上地雄輔と佐藤隆太2人が組み合わさって品川のアイデンティティが完成いく感じで最後まで飽きなかった。
最大の肝である漫才シーンが素直に面白く、芸人が監督を務める最大の強味が映画に上手く結びついたと云えよう。
宮川大輔やロバート秋山etc.芸人勢の存在感が際立っていたのもお笑い好きには嬉しかった。
では最後に短歌を一首
『拳より ベシャリで掴め 夢舞台 2匹(コンビ)のトンボは 笑わせるが勝ち』
by全竜
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