「ルイ・マル監督の『死刑台のエレベーター』をリメイク。」死刑台のエレベーター kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ルイ・マル監督の『死刑台のエレベーター』をリメイク。
クリックして本文を読む
ルイ・マル監督の『死刑台のエレベーター』をリメイク。詳しい設定は忘れてしまったが、元軍人という設定は元海外ボランティアの医師(阿部)だ。もう一方でとんでもないことをするのは警察官赤城(玉山)だ。そしてバカっぷりを発揮するのが赤城の彼女である北川景子。どことなくバカになりきれなく知性が見えるところがミスキャストか・・・
それにしても吉瀬さんは綺麗すぎる。こんな若い妻をもらったのなら津川雅彦だって浮気はしょうがないと諦めるだろう。
てなことで記憶に残っていないオリジナルと比較するのも難しいのだが、人間関係に重きを置いたと思われるリメイク作品。もっとも海外の名作をリメイクするだけでも勇気ある行動なのだが、日本映画らしく、どことなく不器用な人間模様を描いていて、ハードボイルドというより、憎めないヒューマンサスペンスといったところか・・・阿部はプロット通りのドジっぷりだし、ヤクザになめられてる玉山もそうだし、カメラをうっかり忘れてくる北川景子、多角的な見方ができない刑事の熊谷真美とか、殺された平泉成だってうかつな発言。「愛が絡んだ完全犯罪は成り立たないんだよ」と言った老刑事の柄本明が一番かっこいいのかも。
(2011年鑑賞)
コメントする