グリーン・ゾーンのレビュー・感想・評価
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プロパガンダ戦争であったことを認めた映画
今回2回目の視聴でした。
最初はこの映画の根幹の部分を理解せずに見たので、ストーリーをイマイチ把握することが出来ずだったと思います。ただ描写やアクションシーンについては、とてもいい印象をもっていました。
今回は一度見ていた事もありますし、今一度プロローグも自分なりに調べ視聴したこともあり、一回目に比べまた面白く見ることができたと思います。
ストーリーで言うとイラク戦争の真実(プロパガンダ戦争であった)よく分かったが、これをハリウッドなりにスタイリッシュに纏めたってとこでしょうか。
この戦争を正当化しては良くないと思いますが、結局のところ、この映画を通じて何を視聴者に伝えたかったのか、それが知りたかったし、私の範囲では読みとることができたかった。
しかし、マット・デイモンの演技力は流石ですね!ポール・グリーングラス監督との黄金タッグでした!
ボーンシリーズが大好きなのでひいき目なとこもありますが…
何より今回の映画を通じてイラク戦争の本質を考えることが出来たことが一番個人的には有益だったと思います。
「イラクに大量破壊兵器が無いと知った人物が奮闘する」ものとして、フ...
「イラクに大量破壊兵器が無いと知った人物が奮闘する」ものとして、フェアゲームと対になってるかんじ。あわせて見るとより楽しめるだろう。
フェアゲームはワシントンで。グリーンゾーンは現場で。といったかんじ。
『ボーン』シリーズに及ばずですね…。
ただどっと疲れただけで、得る物もなければ、学ぶこともない。何かそんな印象の映画。
マット・デイモンもこれといって、特に印象に残らなかったし、社会派としても半端な出来。
ただ別件で得たものはあった。グリーングラス監督とマット・デイモン主演はいつかジョージ・A・ロメロの『死霊のえじき』を是非リメイクしてほしい。デイモンはローズ大尉役で。
鏡の存在
DVDの特典は、豪華にグリーングラス監督とマットデイモンによる副音声解説です。
そこで語られていたように、主人公ミラーの私的生活はまったく描写されません。
なぜかというと必要がないから。
この映画はアメリカ人が持つ普遍的な『イラク戦争への不信感』をテーマにしています。
主人公の行動に説得力を持たせる為の過去や、心情というものは必要がない。
『何故その行動をとるのか』ということは、アメリカ人にとって当然わかるものだから。
まあ、それは置いといて、
ミラーのキャラクターが少しも覗けなかったのは残念です。
叩き上げの上級准尉。結構そそる設定なのに。
煙草を吸うのか、アルコールを飲むのか、家族構成は、何が好きで…ということはまるで。
ミラーは象徴的な存在です。
その名の通り、見る人の鏡として位置づけられた為に、私生活は存在しないのです。
エンターテイメント映画としてはどうかと思う手法ですが、社会派作品としては納得。
観て良かった○
4.3点くらいかな。
好きです。やはり監督で映画を選んで良かったです。
アクション映画はアクション映画でも、やはり現実に近い方が感情移入できておもしろいですね。
普通に映画として楽しめます。
迷ってる人は観るべきです。
どんな映画にもだいたい少しはある、男女の恋愛要素は皆無なので、そういうのが好きな女性が観ると暇かもしれません。
肩透かし
Green Zone
だいすきなボーンシリーズの監督&スタッフ&Matt Damon
これだけ揃ったらおもしろくないばずない!って思ってたのに
前情報いれずに見た自分がいけなかったんだが、なんだか肩透かし
イラク戦争のときの起こった事件などを基にした話
アメリカ政府による情報操作、それを煽るマスメディア
アメリカ兵士がその真相へ近づいていく
果たして、イラクに大量破壊兵器はあるのか?
期待してたほどアクションもなくハラハラするころもなく終わった
ストーリー自体はおもしろいんだろうけど見たかったものではなかった
2回目はないかなー
アメリカ怖い・・・
なんかありそうな話で実話っぽくて怖い。
陰謀がうごめいてる(>_<)
イラク戦争で、大量破壊兵器が見つからないのはなぜだ!?
と疑問抱いたマット・デイモン演じる一兵士が謎を追い核心にせまってく話。
色々調べたくなる。ネットで流れてる情報なんて本当がどうかわからないけど、アメリカって国に不信感は持ってしまった。
どや顔でリアリティ語っても結局はマンガ
2010年アメリカ映画。114分。2011年6本目の作品。「ボーン」シリーズのマット・デーモンとポール・グリーングラス監督が再タッグを組んだ戦争アクション。なんでも「ボーン」最新作がお流れになったから本作ができたとか。
内容は;
1、イラクの大量破壊兵器を探すべく主人公の特殊部隊は今日も奔走。
2、所があてどもあてども破壊兵器は見つからず、主人公は次第に米軍本部に疑いを持つようになる。
3,そうして彼は謎の真相に迫っていき、同時に身の危険にさらされる。
ちょっと前なら本作のような政治色の強いドキュメンタリータッチのエンターティメントな作品が好きだった。今作の場合、本人は出てこないものの明らかにブッシュ政権批判な作品であり、一種のプロパガンダ作品だと思う。独自の政治メッセージをハリウッドという大衆文化を用いて喧伝するところが姑息だし、ずるい。
同類作品の「ハート・ロッカー」もそうだが、これで戦争や政治が分かった気になって、どや顔でうんちく自慢するような人がたくさん出てしまうことは、ちょっと怖い。だから、こんな作品は疑ってかかってケガはないと思う。
さて、本作ですが、ストーリー展開がすぐに分かってしまうからサスペンスとしてはいまいち。「ボーン」シリーズで大成功したコンビの作品だが、あらゆる要素で同シリーズを踏襲しており、二番煎じ的な感覚は否めなかった。
一言でいうと、「ボーン」が流れたから、これでいっか的なお金儲けがメインな作品かなと思いました。
フレディ役が素晴らしい
1回目は劇場で2回目はDVDで観ました。劇場で観た時、沢山の名前とか出て少しわからなくなった点と色調がfilm的に見にくい カメラの動きも激しかったので———DVDで観たほうが色彩や言葉の意味がわかりやすい。
グリーングラスの【ボーンシリーズ】、私はと〜っても好きなシリーズ♪
この作品も内部の陰謀などがありましたが、観る側を飽きさせないドキドキさせるシーンとても楽しめました。だけどボーンシリーズのほうが好きだな(/‾∀‾)/
マット・デイモンも素晴らしかったが、何といってもこの作品は、現地の通訳者として【ミラー】が仕事を与えていた【フレディ】がとても私の心に響く事ばかり言ってて良かった!!!
フレディ
『俺だって国のことを思ってる。自分の将来を考え—この国の未来を思っているんだ。あんたたちの思いより強い——僕の国だから』
『お前たちにこの国の事は決めさせない』
と、侵略されたイラク側の気持ちにもなれる。
作品を見る姿勢で評価が分かれるかもしれないなぁ
『ハートロッカー』と違い
フィクションと割り切って、
今作のように振り切ってくれているほうが観やすいよね(笑顔)
そんな感想を抱いたのですが
ポール・グリーングラス監督は
『ハートロッカー』の撮影監督を勤められていたとのこと。
なんたる偶然なのか、と驚いてしまいました。
一応、イラクの大量破壊兵器を探す
現実に即したモチーフが用いられていますが、
最初っからノンフィクションという言葉はどこにもなく
フィクションだと割り切って鑑賞をスタートできましたので、
大掛かりでスリリングなアクションものとして純粋に楽しめました(笑顔)
一人一人の登場人物の
掘り下げも浅いですし
(敢えてそうした気もする)、
マット・デイモンを含めた兵士たちの命をかけた
“真実”を巡る戦いに酔いしれる世界がスクリーンに広がっていました。
☆彡 ☆彡
と、実は
感想はこれだけなんです(苦笑)
なんかねぇ、
私はマット・デイモン好きなのでOKでしたが、
超カッコいいマット・デイモンのPVに見えなくもなかったんです。
『ハートロッカー』を観ちゃうと、
メッセージ性という面では劣ります。
アクションに関しても、
イラクという現代に近い題材を選んでしまうと、
フィクションとはわかりつつも、もしかしたら
本当にあったのかもしれない、なんて要らぬ感情が入り混じってしまう。
ラストに関しても
フィクションなんですが
なんだか現実っぽくもあって
お客様が今作になにを期待するか
それで大きく評価が分かれそうな気もしました。
私は、これはこれで
十二分に満足できましたので、
4点を進呈させていただきます(笑顔)
娯楽的な意味合いを求めてはいけない。
これはドキュメンタリーだ。ミサイルや白煙が舞うイラクの街。そこにはセットを微塵も感じさせない完ぺきな画が我々を支配する。そしてその最前線でミッションをこなす、ミラー大尉。しかし多くの破壊と死をもたらしたこの戦争はすべてがフェイクだった。そのメッセージが観る人の心をとらえて離さない。そこには戦場があるは嘘ではない。しかし一連のボーンシリーズとは一線を画す。期待して観た自分は新たなる、悲しみとともに少し損した気分だった。繰り返すが娯楽性を求めてはいけない。これは侵略を別の角度から観たドキュメンタリー映画である。
たった一人の私利私欲のために
たった一人の私利私欲のために何万という人たちが犠牲になる。
いつの時代も戦争なんて、そんなもの。
フセインの専制国家を打倒するため?
大量破壊兵器の拡散を防ぐため?
テロ支援国家を倒すため?
すべて、自分たちの権力欲、私欲を満たすためにやっているにすぎない。
やっていることは、テロと何も変わらない。
人から欲望がなくならない限り、この地球から戦争はなくならない。
そう考えさせられた映画でした。
これまたドキュメンタリーのような味わい・・・
マット・デイモンやグレッグ・キニアなどスターを配しながらも、現実がさもそうであったかのような錯覚を起こさせてくれる映画だ。私たちは、実際になかったという事実を知っているが、それでもなお情報の出どころや真偽などを知りたいと思っているし、興味シンシンだった。これが真実とまでは思わないが、近いのかもしれないと思わせてくれた。「ハート・ロッカー」のように胃が痛くなる映画ではないが、ただのドラマではなく、アクション・シーンも充実していて、おもしろかった。
ブッシュの過ち
イラク戦争はブッシュの過ちと今では多くの人が考えている。
でも、開戦当初それを公の場で声にした者がどれだけいただろう。
ディクシー・チックスはブッシュと同じ出身地をはずかしく
思うと言って業界からほされたらしい。
今この映画が公開される意味はあるだろうが、当時ディクシー・チックス
のような人々がもっといたら歴史は多少変わっていたかもしれない。
【114分間、あなたは最前線へ送り込まれる】
ジャーナリスト【ラジャフ・チャンドラセカラン】著『インペリアル・ライフ・イン・ザ・エメラルド
シティ』を元にした作品
ドキュメンタリー作家出身のポール・グリーングラス監督の作品は
どの作品も臨場感のある【揺れるカメラ】で大好き
彼が演出した『ボーンスプレマシー』と『~アルティメイタム』は
あまりのリアルさから その後のアクション映画を【リアル路線】に
向かわせ 演出までもを劇的に変えた
その影響は『ミッションインポッシブル』と『007』のシリーズも
リアル路線に変更したほどで 映画界に与えた影響は計り知れない
徹底した取材により 現地の様子も忠実に再現し
主要キャスト以外の軍人に実際の【イラク帰還兵】を起用し
ているなど いろんな面でリアルさを徹底している
オープニングから最前線での爆撃が容赦なく始まり
【114分間、あなたは最前線へ送り込まれる】
というキャッチコピーに偽りはない
『ハリポタ』シリーズのルシウス役や『ピーターパン』のフック船長や
『ブラックホークダウン』で強烈な印象だった【ジェイソン・アイザックス】が
セリフは少ないながらも憎々しさ爆発で『ボーンスプレマシー』で
寡黙にボーンを追い詰めた【カール・アーバン】並の敵役で好演
同じく『ハリポタ』シリーズでマッド・アイ・ムーディ役だった【ブレンダン・
グリーソン】がCIA役で登場し 密かにJアイザックスと再共演し
再び敵対している点も面白い
この作品は【反米色】が強く政治的に賛否両論だが
『ボーリングフォーコロンバイン』や『華氏911』で【何かとお騒がせ】な
ドキュメンタリー作家【マイケル・ムーア】はやはり大絶賛していた
現地で取材していたジャーナリスト達からも肯定的な意見が多いこと
からも 史実に近いリアルさで描かれている事が分かるが 【デート
ムービー感覚】で鑑賞した人の感想は否定的なものが多い
確かに『ボーン~』シリーズの様なアクション映画やサスペンス映画としての
【娯楽色】を求めたら ちょっと違うかもしれない
イラクで米軍の従軍カメラマン(日本人初)を経験し 実際のグリーンゾーン
にも駐留していたという【戦場カメラマン:渡部陽一】氏も本作の
細部にわたる脚本と美術のリアリティを絶賛していた
似た題材で大好きな作品『キングダム』同様に
ラストのイラク人の発する【言葉】に『ハッ』とし ドキリとさせられた
何を今更・・・
「ハートロッカー」の後に見たからなのか、リアリティが感じられませんでした。
マットデイモンが役不足なのか、ストーリーが甘いのか、感情移入もハラハラもできずに見ていました。
アメリカのブッシュ批判は多いけど、当時ブッシュを支援していた人を批判することはないのが不思議。あれだけブッシュを好き勝手にさせたくせに今更ブッシュだけを批判してもいまいちですね。
ダレない
ヒーローでもなんでもない、兵士が自分たちの仕事に疑問をもって突き止めていく感じが、リアリティがあって、兵士としてのできる事に上限があって、ムリムリ感がなくてよかった
ドキドキしたしまた観てもよい。
日本では成立しない映画
政府批判映画。偽情報を元に戦争を推進するのが「一人」の高官の設定にしているが、まぎれもなくブッシュ政権を象徴していると思われる。前政権であれ、こうした政権批判がエンターテイメントで表現できるアメリカ社会の懐の深さ。
SE、MEの素晴らしさ。映画は映像だけではない!
「ボーン・スプレマシー」、「ボーン・アルティメイタム」で監督とマット・デイモンは3度目のタッグ。広告に『114分間 あなたは最前線へ送り込まれる。』と書かれており、物凄く期待して鑑賞した。
のっけから強烈な銃弾の音と映像が飛び込んできた。ボーンシリーズ同様、戦闘シーンはほとんどが手持ちカメラによる映像で、観る者が酔うほどの迫力ある臨場感。この点で広告に偽りはないかも。
戦争の原因だった大量破壊兵器の存在。実話でも結局見つからなかったはず。この作品のビヘイビアを確認もせずいきなり映画館に直行したので、どこまでノンフィクションであるかわからない。個人的にもフセイン憎さから大量破壊兵器の存在はねつ造ではとも思っていただけに、ドキュメンタリーのように感じてしまった。
特殊効果を使わず、実際の爆破等を採り入れたのだろう。眠気がいっぺんに吹き飛んでしまった。以前爆破シーンのNo.1は「ソードフィッシュ」と書いたことがあるが、戦闘シーンのNo.1はこの「グリーン・ゾーン」だろう。これはあくまで映画館で観ることが前提。迫力ある映像に迫力ある音が付いて初めて成立するため。
マット・デイモンはどちらかというとボーンシリーズの方があっていたように思うが、これはこれでなかなか楽しめる作品。大画面が激しく揺れ動くものだから、DVD化されたら、自宅でゆっくり繰り返し確認してみたいと思った。お話は、戦争責任論まで突っ込んだものまでは描かれておらず、非常に単純な内容。そこもボーンシリーズの明らかなフィクションとは大きくかけ離れた。本作は観る者の好みが大きくでるもので、賛否両論か。
全68件中、21~40件目を表示