「豪華3トップで送る10年ぶりの続編」メン・イン・ブラック3 オレさんの映画レビュー(感想・評価)
豪華3トップで送る10年ぶりの続編
エイリアンを取り締まる最高機密機関「MIB」のエージェントKとJは地球の平和の為、日々活動していたが、かつてKに逮捕された凶悪なボグロダイト星人ボリスが銀河系刑務所から脱出し、Kへの復讐の為、過去に戻る為のタイムマシーンに乗り込んだとの知らせを聞く。
ある日Kが突如としていなくなり、40年前にボリスとの戦闘の中で殉職したと聞かされたJはボリスによる歴史改ざんと悟り、ボリス同様タイムマシーンへと乗り込んだ。
40年前の1969年を舞台に相棒を取り戻すべく奔走するJを描いた「MIB」シリーズ10年ぶりの新作の第3作目。
本シリーズの第2作目の製作時にウィルスミスが提案した案を基に長いプロセスをかけて誕生した本作。
謎の多いKの過去に迫るべく、タイムマシーンに乗り込んだJが当時29歳のKと行動を共にする展開で、過去のKをジュシュブローリンが演じ、演技力は申し分ないが29歳という設定はちょっと無理があるのでは的なツッコミを入れつつ、当時のアポロ計画を利用した任務に挑むというのが概ねの内容だった。
本作一貫してトミーリージョーンズとウィルスミスの2大スターで展開していたが、第3作目にしてジョシュブローリンをメインキャストに迎えた点が印象的だった。
役柄の関係で3者揃って映像に収まることは少なかった(むしろ無かった?)が、3人のメインキャストを収めたキービジュアルはかなりの迫力だったと思う笑。
ラストに用意されていた隠された真実により、不器用なKの隠された優しい一面が明らかになり、KとJのコンビはなるべくしてなったんだと感じさせる素晴らしい展開であった。
友情も尊敬も超えたKとJの関係性をうまく描いた素晴らしいラストだったと思う。