劇場公開日 2011年1月15日

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「「事実は何か?」は考えずに見よう」ソーシャル・ネットワーク みっくさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「事実は何か?」は考えずに見よう

2025年7月31日
Androidアプリから投稿

本作について、ザッカーバーグ本人が「違う!」とポップコーンを投げつけながら見た、旨の記事を読んだ記憶がある。

本作で描かれていることは、本人同士、あるいは和解協議の場といった絶対に外に漏れない(ハズ)の会話が多い。
なので、ドコまで本当か、はアヤしい前提で見るべき。

原作のノンフィクションと比較すべきであるが、ノンフィクションは関係者へインタビューした結果だろうが、映画はそこから「ストーリー」として「脚色」が入る。

で本作の感想。
事実がどうだったか?はどうでもいい。
世界最大のSNSを作った人間が、「社会的関係」を築けず、その結果、一番の親友とケンカ別れする姿を描いた物語。
世界有数の金持ちになった男は「幸せ」なのだろうか?と。

でもこれはザッカーバーグの話ではなく「現代人」のメタファーであり、縮図、象徴なのだろう。

SNSに長時間費やしながら、実在の人間とコミュニケーションが出来ない現代人の話。
そう思えば、ザッカーバーグに感情移入できるようになる、かな?

みっく
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