「「事実は何か?」は考えずに見よう」ソーシャル・ネットワーク みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
「事実は何か?」は考えずに見よう
本作について、ザッカーバーグ本人が「違う!」とポップコーンを投げつけながら見た、旨の記事を読んだ記憶がある。
本作で描かれていることは、本人同士、あるいは和解協議の場といった絶対に外に漏れない(ハズ)の会話が多い。
なので、ドコまで本当か、はアヤしい前提で見るべき。
原作のノンフィクションと比較すべきであるが、ノンフィクションは関係者へインタビューした結果だろうが、映画はそこから「ストーリー」として「脚色」が入る。
で本作の感想。
事実がどうだったか?はどうでもいい。
世界最大のSNSを作った人間が、「社会的関係」を築けず、その結果、一番の親友とケンカ別れする姿を描いた物語。
世界有数の金持ちになった男は「幸せ」なのだろうか?と。
でもこれはザッカーバーグの話ではなく「現代人」のメタファーであり、縮図、象徴なのだろう。
SNSに長時間費やしながら、実在の人間とコミュニケーションが出来ない現代人の話。
そう思えば、ザッカーバーグに感情移入できるようになる、かな?
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