劇場公開日 2011年1月15日

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「現代を象徴し代表する1本」ソーシャル・ネットワーク opheliaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0現代を象徴し代表する1本

2011年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

興奮

知的

Facebookのログイン回数、片手で足りる程度。
ハマる気配など全くナシ。
ジェシー・アイゼンバーグとアンドリュー・ガーフィールド見たさに
鑑賞したのですが……。

オープニングで度肝を抜かれ、
最後まですっかり見入ってしまいました。

お目当ての2人の演技はもちろんですが、
脚本が巧み。
ものすごい量の言葉が投げ交わされる会話を軸に
淡々としているんだけど、緩急がついたストーリーに圧倒されました。
高揚していく最中でのはずし方、
過去と現在とのスイッチのタイミングが絶妙。

そこに、ビジュアリストのフィンチャー監督が
魅せる画をつないでいくわけで。

ヴィクトリア・シークレット、ナップスター、フェイスブック
人々の心をつかむアイデアが生まれるきっかけって
意外にも同じであったりするんですね。
そして、時代が移り変わろうと
金、名声につきものなのは裏切り、孤独。

現代を舞台に普遍的な要素をまとめあげた
どこをつついても、
文句のつけようがない逸品でした。

ophelia