劇場公開日 2010年8月14日

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「80年代を代表する青春アクション映画の傑作をみごとにリメイクし生まれた新たなる傑作」ベスト・キッド Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 80年代を代表する青春アクション映画の傑作をみごとにリメイクし生まれた新たなる傑作

2025年8月24日
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鑑賞方法:映画館

初公開以来 何度も観ていますが、何度観ても飽きることなく楽しめ、特にラストは最高のカタルシスを味わえる傑作だと思います

1984年のオリジナル版に対し舞台を中国に移し、しかも師匠がジャッキー・チェンさんに変わっているところが最高にエキサイティング、なのでアクションもかなり作り込まれていて見ごたえ満点です

本作の原題も“Karate(空手) kid”と言っていますが、オリジナル版同様、空手ではないですね、本作はジャッキーさんも絡んでもいるので特に功夫色が強いです

ジャッキーさんに鍛えられる主人公ドレ少年を演じるのはジェイデン・スミスさん、ウィル・スミスさんとジェイダ・ビンケット・スミスさんの実の息子さんですね、彼がとってもハマり役、はじめは中国のカンフー集団に痛めつけられ、イジメられる様が最高に痛そうでかわいそう、そこからジャッキーさん演じるハン師匠の猛特訓を受け、食いしばって強く成長していく様が実に爽やかで気持ちよく、自然と応援したくなります

ストーリーラインはオリジナルとほぼ一緒でそんな短期間であの殺人級の訓練を受けているカンフー集団に勝てるまで強くなれるわけないじゃん、という超ご都合主義的な事もありますが、そんな細かいことは気にしちゃダメ!面白ければいいんです

ハン師匠が箸でハエを捕まえると見せかけてハエたたきを使うギャグや、かの有名な“ワックスON、ワックスOFF”を“服を掛ける・取る・着て脱ぐ”に置き換えていたり、鶴の構えが蛇の構えになったりと、いろんな所にオリジナルのオマージュとブラッシュアップが散りばめられ、とても楽しい傑作に仕上がっていると思います

Jett
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