「主役でないジャッキー」ベスト・キッド プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
主役でないジャッキー
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諸事情で、主人公の少年とその母がアメリカから中国へ移住。
主人公はいじめっ子グループから、ひどいいじめを受けるようになる。
そんなある日、ビルの管理人のジャッキーが見かねて助けてくれた。
ジャッキーは、悪いのはいじめっ子ではなく、その師匠だと言う。
いじめっ子達は道場でカンフーを習っていたのだった。
少年は熱心にお願いし、ジャッキーと共にその道場へクレームしに行く。
そこの師匠はジャッキーと因縁のあるおっさんだった。
前バレーボール男子全日本監督の上田そっくりなおっさん。
で強引な展開で、近くに行われる大会で決着をつけることになる。
そしてそれまでという条件で、いじめは一時止められた。
少年は一生懸命に練習し、そこからジョジョに強くなって行く。
技術的にも精神的にも成長した少年は、大会準決勝へ進出。
準決勝の相手は上田の道場の子供だった。
上田は最悪で、勝たなくてもいいから怪我をさせろと指示、
子供はその通りにやって失格、主人公は決勝に上がるも足を大怪我する。
そして決勝でも上田は主人公の足を狙うように指示したり最悪。
それでも最後は習ってもない蛇拳みたいなのが無意識的に出て、
片足1本で勝利、優勝。いじめっ子達は仲直りを求めて来た。
そして上田に背を向けジャッキーに敬意を払った(場)
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ジャッキーが主役でない映画という意味では新鮮だった。
今までの作品ではどうしてもジャッキーのアクションに目が行くが、
この作品では改めて俳優・ジャッキーを見れたように思う。
それにしても上田の最悪さは異常。
このおっさんは、相手が倒れても攻撃をし続けろとか教えてる。
おいおい、そんな道場にどんな親が子供を通わせんねん(場)
そんなやから道場に通う子が素人をいじめるような事が起こる(場)
まあ全体にやたらと強引な展開と、詰め込み過ぎな部分が目立ったかな。
主人公と女の子の関係のクダリは全体的に不要やと思う。
ってか、もうちょっと可愛い子役おらんかったんか?w
ジャッキーが事故で子供なくしてて、急に自暴自棄になるクダリも不要。
足が使えないのと蛇拳の関連性が今ひとつ不明だったので調べたら、
この映画はリメイク版で、オリジナルでは鶴の拳だったそうな。
ああなるほど、だから片足で戦えたんか、ってやっとわかった。