「ジャッキー・チェン」ベスト・キッド kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャッキー・チェン
雑巾がけやペンキ塗りの代わりにジャケットを脱ぎ捨てたり掛けたりすることの繰り返し。それでも意味がなさそうなことを続けるドレ。オリジナルよりは素直な少年のような気がする。そしてやはりカンフーの本場中国だけあって、少年たちの技も本物志向だ。ラルフ・マッチオのへっぴり腰はいただけなかったし・・・
バイオリン少女との恋愛部分なんてのはあまり面白くないが、要らない部分も多くて140分の長尺は失敗だろうと思う。
ウィル・スミスの息子もかなり良いのだが、やはりジャッキー・チェン。何のとりえもなさそうな寂しいアパート管理人といったキャラだったが、その寂れた男の哀愁と内に秘めた強い男が同居していて、「真の強さは戦わないことだ」とかっちょいいセリフを言う。ライバルとなるカンフー道場の先生は「情けを捨てろ」が信条だからな・・・「もうやめろよ」と情けを持った男の子やハリーなんかをもうちょっと登場させればいいのに・・・
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