さんかくのレビュー・感想・評価
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個人的経験で、こういう男いるいる!って思いました。あの二人は結構ど...
個人的経験で、こういう男いるいる!って思いました。あの二人は結構どうなったのだろう。
マルチ商法とストーカー
マルチ商法をやってる佳代の親友が引き金となった。どうすんだよ、別れた恋人の妹となんて上手くいきっこない(笑)しかも相手は中学生だし。彼がそこまで考えたのなら妹へのストーカーまがいの電話なんてできなかっただろうに。
小悪魔的な妹の桃が全ての原因?という面白いストーリーだったけど、別れの切り出し方とか結構ありがちな男。自分の過去の経験まで思い出してしまう・・・しかし、自殺未遂はやばい。そうなる前にかたをつければよかったんだろうけど、ここまですることでストーリーが引き締まってるんだろうな。ストーカーとして佳代を訴えようとした百瀬は結局自分が桃にストーキングしていたところもgood。
桃を撮るなめるカメラワークはかなりエロい。何を考えてるのかわからない中学生はかなりリアルなんだろう。
怖いと感じたのは俺だけ?
「さんかく」鑑賞しました。
どんでん返し系が好きで、前から気になっていたこの映画を観ました。
ネットでは、どんでん返し系らしいので、どんなどんでん返しが待ってるんだろうと少しだけ期待していたのですが、そんなにどんでん返しって程でもなく、というか、フツーでした。。想定内でした。
ちょっぴりダメな男・百瀬と、ちょっぴりイタイ彼女・佳代。付き合いたてのラブラブ感はなく、特に百瀬は、佳代との関係にマンネリを感じ、態度など無愛想になっていた。そんなある日、二人の元に佳代の妹で中学3年生の桃が、学校の夏休みを利用して、転がり込んでくる。という話。
百瀬役の高岡蒼甫さんと、佳代役の田畑智子さん、演技が上手かったです。あの自然体な演技が抜群でした!
しかし、桃がなぁ~。。演技がちょっとイライラしました。全然可愛くないし、百瀬を誘惑したり、色気アピールして、結局最後は捨てるんかい!w
百瀬もイラッときましたね~ 後輩がイライラする気持ちわかる気がします(^^;
あと、佳代は、百瀬にフラれて、ストーカー化してましたし、もう可哀想でした。。
佳代がストーカー化した辺りから、もうほぼホラーですね。(笑) あれは男でもビビりますよw
まとめますと、面白いか面白くないかといったら、正直に言って面白くなかったです。
全然どんでん返しでもないし、少しだけ怖いし、なんかイライラしました。
でも、高岡蒼甫さんと田畑智子さんの自然な演技がとても素晴らしかった。
特に百瀬と佳代の喧嘩するシーンがなかなか良かったですね~
【注意】男性は必ず一人で観てください。
内容はロンハーの「アイドル・トラップ(魔のトライアングル)」とゴットタン「キス我慢選手権」と映画「危険な情事」を足したような作品で、構成的にはフローム・ダスク・ティル・ドーンです。
分かりませんか?
観てくだされば、分かるんです!
言い切りました。すみません。
そして、恋愛に関して触れられたくない、しょーもない過去をお持ちの男子には、ぜひ観て頂きたい作品です(勿論、女子もです)。ええ、やっとふさがった傷が開くからですよー。ええ、開けばいいよー(呪文)
しかしその場合、奥さん、現在の彼女、微妙な関係の女性なんかとは、絶対に観ないでください。1人で観てくださいね。
大事なことなので、もう一度言います。
1人で、観てください。
カスタムカーに自分の似顔絵を描いてるような、痛々しいアラサー:百瀬(高岡蒼甫)は、一応しっかり者の同じくアラサーの佳代(田畑智子)と同棲しています。そんな2人のところに、佳代の妹:桃(小野恵令奈)が遊びに来る。桃は中学三年生。夏休みを利用して、上京した先輩に会いに来たのです。
桃は天真爛漫な愛らしさを振りまき、百瀬や佳代を振り回します。桃は下着同然の姿で部屋中をうろつき、百瀬の耳元で可愛く囁き、百瀬の手に姉の目を盗んで触れます。百瀬の車を可愛いと言い、百瀬の馬鹿な武勇伝に「桃、強い人好きだよ」と、可愛いアニメ声で言います。かなりな、ハニートラップをしかけてきますよ。桃ちゃん、勉強になるよー。
先輩にフラれた桃は、そのストレスを百瀬を誘惑することで発散しているように思える。
最初は我慢にしていた百瀬も、とうとう桃にちゅーしてしまいます!この瞬間、私「ぐえっ」って、変な声が出ちゃいました。
そして、箍が外れたからには、どんどん桃にのめり込む。そして佳代と別れることに……。
15歳の桃ちゃんが、魅惑的過ぎますぅー。今まで観たどんな悪女より、怖いです。あの、えっと、凄く馬鹿な感想なんですが、妹いなくて良かったー!と、今まで吐いたことのない、安堵のため息を吐きました。
突然に別れを告げられた佳代は、勿論納得できません。百瀬をつけ回します。それがどんどんエスカレートする。所謂ストーカーなんですが、そのやり方も都市伝説的レベルのストーキングです。こえー。
一方百瀬は、自宅に帰った桃に何度も電話する。が、桃は出てくれず、とうとう桃の自宅に向います!そこでいきなり、桃の彼氏に背負い投げされて一言呻く。「柔道つえー」に爆笑しました。ええ、背負い投げで、妄想が終わる瞬間ですよ。背負い投げは正義!です。ちょっと私、背負い投げ練習しようかなーと思いました。あのー、嘘です。すみません。
佳代のストーキングが迷惑!と思っていたら、自分も桃に同じことをしていたというね。所謂、あるあるネタ(?)ですよ。
ええ、本作は沢山のあるあるネタに溢れています。なので、痛いんですよ。観ている最中、ちょっと貧血を起こしそうになりました。
けれど、ラストが秀逸なんです。佳代が、菩薩様のように微笑んでいました。
取り敢えず、1人で観てください。
1人で。
恋は盲目
あるカップルに女の妹が泊まりに来たことがきっかけで繰り広げられる非常にリアルでどうしようもない、だけどどこか憎めないキャラクター達にあるところは共感し少し胸が痛くなったり、あるところは「お前ホントにダメなやつだな」と笑えたり、自分の恋愛観によってずいぶん印象が変わる話だと思った。終わった後一緒に見に行った奴と感想戦をしたくなる映画。自分のきになる先輩の前では小食を気取るが実は大食らいなモモやケンカ強いっていう話をした百瀬が終盤あっさりやられちゃうところなど伏線も秀逸で非常に楽しめました。やはりホーリーランド曰く路上の柔道はマジでヤバいw
ただの恋愛映画と思ったら大間違い
アイドルの恋愛映画かーとか一瞬ぎくしゃくするけどそれが薬になってお互いの大切さを再確認するんでしょみたいにあまり期待しないで観たのですが、
監督ごめんなさい。本当に良かったです。
邦画は「現実にいそうな人」「現実で起こりそうな事」「日常」を描くのに本当に長けてます。
それプラスこの映画はイタくてキモくて愛おしい、そんなお話ですw
恋愛映画にある甘い感じがほとんどないのです。(むしろ途中にはギャグホラーがw)
人間のそこは触れちゃだめってとこをこれでもかというくらい丸裸にされます。
こうはなりたくないもんだと思いつつ恋愛中ってみんな多少イタいしキモくて。w
愛があるうちは嬉しかったことが冷めると気持ち悪く感じる、
どこまでOK?っていうその線引きは恋愛だけじゃなくほんとに難しい。
百瀬の電話のシーンなんてそれが顕著で「もしも〜し♪」と「もしもし?怒」の違いとか
好きな人にやっと電話できる!!ってはしゃぐ感じとか
繋がらなくてあ゛ーってなるシーンとか。
わかるし気持ち悪いしという複雑な感情を経験しました…。w
百瀬や佳代までいかなくてもみんなこっそり共感してしまうような恥ずかしい経験はあるもんだと思います。w
役者さんも本当に素晴らしくて
高岡さんは中二病の極みのような百瀬(あの車が彼の全てを表してるw)をこんな人たまにいるいる!って思わせてくれるくらいリアルに演じてて、
癖がなく何色にでもなれるけど真っ白ではないそんな役者さんだなぁと思いました。
田畑さんはなんといっても最後のあの笑顔。
あんな絶妙な表情って他に見たことがないってくらいいい顔でした。
田畑さんを起用した意味がすごくよくわかるワンカットで是非見てほしいです。
小野さんは桃役をやるように生まれてきたような、容姿から舌っ足らずな喋り方からちょっとハスキーな声まで「田舎の背伸びした小悪魔感」が完璧でした。
その他にもネズミ講の人や警察官までいい味出し過ぎてて配役をしたのセンスに脱帽ですw
あの後の物語が気になるけど終わり方まで完璧な映画でした。
イタさの極み。
チラシやポスターを観る限り、もっとほのぼのとした
のほほん系だらしない男の浮気物語かと想像していた。
が^^;これはまた…凄いホラーを観てしまった感がある。
うん、恋愛映画はこんな風にホラー化もするんだ。(爆)
この監督…かなり想像力があると感じる。
特に説明もなく、会話がポンポンと進み、意味ありげな
映像のエロ味?このねぇ^^;まぁ無防備というか確信犯と
いうか、15歳って、色気と無邪気の境目みたいな感じを
本当に巧く出せている。この…AKBの小野さんですか?
この子、普通に小悪魔できてますね。この先怖いです。
おそらく高岡くん、演技以上にドギマギしてますから^^;
さて…個人的に恐怖を感じたのが彼女役の田畑智子の
あの、変わりよう。だんだんとエスカレートしていくのが
もうイタイのなんの!でも女って、こういうところある?
自分に経験がないからなんとも言えないが(爆)
いわゆるストーカーに走る元カレ・カノというのはこうして
歯止めが利かなくなるんだろうか…などと思いつつ。。
案外しっかり者に見えたのに、いきなり変わって驚いた。
しかしこの、アンタが悪いんだよ!的などうしようもない
バカ男を演じた高岡くん。悪いけどホンっト良く似合う^^;
も~あの車!あれだけで彼の人間性が分かりますね。
バカ男と思わせる全ての要素が詰まっているというか。
後輩への態度といい、職場での態度といい、どれも最悪。
いくら友達が少なくたって、こんな男のどこが好きなの?
まぁ…マルチを見抜く目だけは、あったみたいですが^^;
規模的には非常に小さい日常話になっているため、
これ、どこなんだろう?駅?田舎?なんて想像も膨らみ、
ゲスト的に出てくる懐かしい顔も、それらしくて笑える。
どうしようもないオトナ達をさしおいて(爆)
意外と冷静に恋愛を分析する中学生達の台詞にも驚く。
だよね、気付かないといけないよね、オトナなんだからx
この監督、何かと三角関係にするのが好きなんだろうか。
なんか前作もそういう親子と他人の絡みだった気がする。
今作を観て、うわ怖いなぁーとか、バカバカしい奴らだ~
なんてゲラゲラ笑っていられるうちが華かもしれない。
いつ自分がおかしな行動に出てしまうか分からない?
という恐怖汗が今作から流れるほど出てくるのである。
(教訓:マルチと小悪魔と柔道技には注意。どれもイタイ…)
いい意味で期待を裏切る良作
クスっと笑ったり、大笑いしたり、驚きおののいたり、心が痛かったり、とても面白い映画でした。
キュンとくるラブストーリーかと思いきや、ホラーサスペンス!いや、でもやっぱりラブコメだったかも…?という印象でした。
最初は、「ああ、あるある」「いるいる」の連続だったのが、とんでもない方向に物語が進んでいき、でも最後は心がほっこりしました。
誰しもが経験した事のある片思いでもエスカレートしすぎるととんでもない事になるから気をつけなさいよ、という教えでもありました(笑)
エスカレートしすぎなストーリーでも、役者さんの演技もとても良くて、観ているうちにぐいぐいと引き込まれていきました。
高岡君演じる百瀬が桃に手を握られた時の表情、1日お泊りでいなかった桃が帰ってきた時の表情、なんとも切なくていい目をしてます。
百瀬の中では佳代の存在はすっかり忘れ去られ、桃との美しい純愛の世界なのだろうと思わされました。
桃への思いがエスカレートしすぎた後半は良い意味で気持ち悪いくらいでした。
桃に対しては声までデレデレしてるのに佳代に対してはあからさまに表情や声にも苛立ちが見えるのも上手かった。
しかし我に帰って落ち込む姿はなんだか情けなくも愛しくて、佳代の「バカだけど好き」という言葉の意味が良く分かりました。
田畑さんも熱演です。
高岡君とのシーンは長回しが多かったのですが二人とも息ぴったりでとてもナチュラルなお芝居で、本当にカップルの痴話げんかを覗き見しているかのようなリアリティがありました。
百瀬への気持ちがエスカレートしすぎて感情を爆発させる激しいシーンはあまりの迫力に良い意味で怖かった。
でも百瀬に嫌われたくなくてシュンとしてしまう姿がとても健気で愛おしかった。
ラストもとても良かった。こんな素敵な人に思われてたら幸せ。
小野さんも瑞々しさがとても良かった。
姉に隠れて手を握った後ににこっと笑う姿、「おかえり」とにっこり微笑む姿、夜中にトイレの前でばったり会ってじっと見上げる仕草、たまらないですね。
あれじゃ百瀬が本気になってしまうのも仕方ない。
桃と百瀬においては百瀬目線描写しかないので百瀬に対する桃の心理が描かれることがない。
そこが桃が一体どういうつもりで百瀬に近づいたのかが最後までわからなくて良いんじゃないのかな。
百瀬というキャラクターに自身を投影したという監督の思い描く理想の小悪魔像というのが納得です。
脇の役者さんも面白かったです。
マルチ商法の上司、刑事さん、百瀬の同僚、良い味出してました。
これは友達にも面白かった!と勧めたい作品です。
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