パリより愛をこめてのレビュー・感想・評価
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予想通り
バランスの良い作品
ベッソン再生工場
リーアム・ニーソンをアクション・スターとしてブレイクさせたリュック・ベッソンが、今度は私生活のスキャンダル続きで低迷していたトラボルタを再び再生させられるか!?
本作のトラボルタは、ヅラを捨て、左耳にこれみよがしな大きいピアスをつけてノンケ・アピール(笑)更にお姉ちゃんもヒーヒー言わせちゃうぜ!
ストーリーも、破天荒な行動には全て理由があるぜ!の繰り返しで進行しながら、大義のために一般人の巻き添えを良しとするテロリストを、問答無用で殺して死体の山を築いていくご機嫌な展開♪
相棒もそんなワックス・オンのトラボルタに魅了されていく。
自分も私生活でトラボルタにディープキスされる事は無いので、役者としての彼は大好き。トラボルタより愛をこめた、ファンのための本作を大いに楽しめました。
興行的にはコケて再生成功といかなかったが、ベッソンは懲りずに、またテロリストを殺しまくる痛快な続編を作ってほしいですね。
新米エージェントの…
新米エージェントの育成日誌です。
スキンにしてちょっぴりメタボな
ジョントラボルタはイかれた役に
やっぱりピッタリです。(笑)
婚約者がテロリストだー!バーン!
なにこのひとイかれすぎ!
と思ったら婚約者テロリストだったー!
ジョントラボルタがいい先輩でした!
そして新米エージェントは学んだのだ。
みたいな感じです(笑)
展開早くて見やすかったですし
ドンパチが多くて楽しかったです。
ストーリーは薄いですが個人的には
こういうの好きです。
あんたが、トラブルだ!
トラボルタだけに💧
トラブルだらけ…
カーチェイスはもちろん 話の展開も テンポよし、スピード感があって面白い!
最後の展開もね
あら、あなたが犯人なの…
俺なら絶対
彼女に殺されちゃうちゃうなぁ〜
絶対 スパイに失敗するタイプ…
おあとがよろしいようで
オーバーアクション!
スパイ映画の【新たなスタイル】
ジョナサン=リース・マイヤーズ扮するCIAの新人が
大きな事件に携わっていく過程が描かれる
導入部からワクワクする
とてもCIAのスゴ腕に見えないトラボルタの
【登場の仕方】から そのビジュアルと
【言葉より銃が先に出る】という
恐ろしい振る舞いのインパクトもバツグン
監督の前作『96時間』には遠く及ばない厳しい
評価の本作だが【娯楽スパイ映画】としては
斬新でテンポが良く大好き
何故こんなに面白いのにヒットしないの??
映画ネタも多くて『スタートレック』から『ベストキッド』から
『シュリ』に『リーサルウェポン』・・・そして【ジョン・ウー】
『パルプフィクション』でトラボルタが話してた【ハンバーガーネタ】を
トラボルタ自らセルフパロディする大サービスまである
そしてなんと言っても『007』
タイトルが007の2作目『ロシアより愛を込めて』から
取られている上に 主役の名前が【ジェームズ】!!
スパイ映画やバディムービーにオマージュを捧げつつ
現代的に新たなスタイルを生み出している
90分強のコンパクトな上映時間もあって
これぞ【娯楽】これぞ【アクション映画】
僕の超好きな映画の一つ『ソードフィッシュ』
あの作品のトラボルタの【その後】として
勝手に脳内補完して観てもオモシロイ
だから映画って止められない
なんでそこでチェスなの?(笑)
アメリカ人のテロ犯に対する感情が怖い!
トラボルタふんするCIA工作員がともかく簡単にテロにかかわる組織の人間を殺しまくるのには閉口してしまう。ともかく、テロ犯なら問答無用で何人で殺してもかまわないという考えが基本であるようだ。テロ組織の一員だった主人公の恋人に対しても、説得はするが最後は額を打ち抜いて殺してしまい、殺した主人公が英雄になる。テロ犯には説得は一切無用で殺しまくった方が英雄ということなのだろう。アメリカ人はこの映画を痛快と感じるのだろうか。このような感覚だから、アフガニスタンやイラクでも平気で現地の人々を殺戮できるのだろう。私にはなんとも後味の悪い作品だ。安物の西部劇のようで、多数に囲まれてもテロ犯側の銃弾が一発もトラボルタには当たらないのも、低俗なB級映画の特徴。コンピューター上の架空社会という設定で非現実的な銃撃戦を十二分に楽しませてくれた「マトリクス」の周到な状況設定ならともかく、CIAのテロ対策という現実的な設定では、リアリティが恐ろしく低下してしまう。こんな映画を痛快と感じる日本人がいないことを望む。
相変わらず怪しいトラボルタ(笑)
スパイなんて夢見るもんじゃない。
トラボルタさんが・・・
つい最近、「サブウェイ123」を見たばかりなので、同じ風貌のジョン・トラボルタの役回りで頭がごちゃごちゃに(苦笑)
かたや、テロリストかたや捜査官。
ていうか、この風貌じゃ、テロリストだろ、どう見ても、と突っ込みたくもなる。
さてさて、この作品。
序盤はちょっと冗長な感じ。
しかし、徐々にテンポが良くなってくる。
徐々に秘密の黒幕の姿が明かされ・・・・。
あんまり意外と思えぬ展開ではあるけれど、素直に「おっ」とびっくりする反面、好きな人の事ぐらいはちゃんとしとけよとも突っ込みを入れたくもなる。
まあ、この辺のさじ加減が劇場を出てトークするには丁度良いのかもしれない。
全体的には良く出来た映画です。
「96時間」のときも思いましたが、この監督さんは90分尺で上手く作品を作りますね。
セガール映画もよろしくお願いします。
『96時間』×『48時間』×『アルティメット』÷3
こりゃもう断言してしまってもいいかもしれない。
『アルティメット』、『96時間』、そして本作……。
ハズレの多いリュック・ベッソン原案作品群において、ピエール・モレル監督はそれを確実に面白く仕上げる事ができる唯一の監督なんじゃあないのか!?
本作は『96時間』のスピーディでキレ味鋭いアクションに、『48時間』から連綿と続くバディムービーの笑いを注入。
やたら口の汚いスキンヘッドのオッサンの殺人スキルに震撼した直後、それに振り回されるJ・R・マイヤーズのポカンとした表情が笑いを誘う。生き方も見た目も超チグハグな2人のやり取りや、その2人が意外と良いコンビ仲を見せる様がすんごく楽しい。
無口な運転手やトボけた大使館員などのサブキャラもいいスパイスだ。
そして今回もモレル監督は見事なアクション演出を見せる。とにかくスピーディだった『96時間』のアクションに、『アルティメット』のようにスローモーションを駆使した“魅せる”アクションを追加。この使い分けがヒジョーに巧み。
特にマネキン倉庫での銃撃戦はケレン味タップリだ。トラボルタがサブマシンガンを撃ちまくりながら砕け散る石膏の雨の中を走り抜けるシーンは、ここ数年観たアクションシーンの中でも屈指の美しさ。
だがそれらの笑いやアクションの流れを、センチな物語が阻害している。
物語が終盤に差し掛かる頃、この映画における最大の敵が判明するが、その人物がなぜ犯行を企てたのか、その部分がガコッと抜けている。この“なぜ”こそが、キャラクターの人となりを物語る最大の部分のはずなのに。
これでは主人公と敵が最後に交わす会話も薄っぺらいだけだ。
センチメンタルな物語が悪いとは言わない。だが中途半端にそういった要素を盛り込んだのでは、エンタメ映画としてのテンポは落ちるし、なにより映画の中の人物を単なる物語の材料としてぞんざいに扱っているようにしか見えない。それではあまりに愛が無いじゃないか。
敵の正体については映画のオチに関わる部分だし、いかにも“ベッソン”な展開だから、原案の時点から存在したアイデアと考えるのが自然だろう。脚本にする段階等でもう少し練れなかったのかなあ。
だがこの薄っぺらな脚本をアクションと各キャラの掛け合いだけでここまで娯楽性豊かに、しかもテンポ良く仕上げた辺り、「この監督、やっぱりタダ者じゃ無ぇ」と言いたくなる。
<2010/5/15鑑賞>
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