「ありそうな話、それでも感動する」クレイジー・ハート xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)
ありそうな話、それでも感動する
こんにちは(いま6月14日11:30頃です)
57歳のカントリー歌手のバッドはジーンズの
一番上のボタンを止めないで運転している。
昔、買ったスボンが今はきつくなってしまっているんだ。
専属のマネージャーもいないから、自分で運転してライブの旅を
続けなければならない。
生活のためにライブには立つが、自らシェープアップすることもやめている。
そんな生活にかなり、いらだってもいる。
前向きに考えることをやめている、酒に頼っている日々。
そんなバッドに2つの転機があった。
ひとつは昔の大スターだった彼にインタビューした子連れの女。
その息子とのふれあいも含めて、感じるものがあった。
懐かしい家族といったものかもしれない。
それから、昔よく教えてやった今のスーパースターとの接触。
彼の前座をという要望に、はじめは拒否した。
昔の栄光が忘れられず、ふざけるなという思いが強かった。
しかし、会ってみると現在のスーパースターは昔の恩義を忘れてはいなかった。
子連れのおんなとスーパースター。
このふたりとの出会いが、化学反応を起こし、結びつけたのが新曲だ。
先輩の窮状を救うために依頼した新曲。
彼女との愛を題材にした曲・・・「クレージー・ハート」。
この映画は、よくありそうな物語を、
カントリーミュージックにマッチしたアメリカの空を映像に、
この物語にふさわしい役者たちが演じた映画だろう。
わかっていても、思わず納得させる映画である。
いいものはいいと。
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