「器用な女優二人が不器用な親子を演じてぶつかりあう」オカンの嫁入り jfs2019さんの映画レビュー(感想・評価)
器用な女優二人が不器用な親子を演じてぶつかりあう
何年も前に映画館で上映されている時に見た。
最近観た「漁港の肉子ちゃん」の大竹しのぶの関西弁がイマイチだったので、この人、もっと上手だったはず、と動画配信サービスで再鑑賞。やっぱり、宮崎あおいも大竹しのぶもどちらも関西の外の出身なのに、ほとんど違和感のない関西弁を操っていた。10年以上の間に大竹しのぶは関西弁を忘れてしまったのだろうか。
この映画は宮崎あおいを観る映画だったんだな、と改めて感じる。ストーカーを見る氷のように冷たい目、怯え、泣きながら笑い、ラストシーンの屈託のない笑顔。微妙な表情の変化や、指の先までしなやかな仕草にいちいち唸らされる。本当に上手だ。
コメントする
