劇場公開日 2010年9月4日

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「常套すぎて新鮮味がない」オカンの嫁入り マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5常套すぎて新鮮味がない

2010年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

単純

仲のいい母娘。突然転がり込んだ男に母を取られそうになり、愛犬にまでちょっかいを出す。図々しいが憎めない。やがて、母の健康上の問題が浮上する。自由奔放な母に大竹しのぶ、母と男に翻弄される娘に宮崎あおいというダブル主演。
ハマりすぎである。話の展開も含め常套すぎて新鮮味がない。
娘・月子の暗い過去を絡めて、話に幅を持たせようとしたのはいいが、月子の精神状態をカメラの焦点をぼかしたりスローモーションを挿入する技法で表現するのは安易だ。なんのために演技派の宮崎あおいを起用したのか、もったいない。
大阪の下町の雰囲気を出すべく、主役以外は関西出身の役者を揃えたのは評価できる。大竹もいっとき、関西の芸人と暮らしていたし、雰囲気は申し分ない。
一本の映画として悪くはないのだが、なんのサプライズもなく物足りない。大竹しのぶの花嫁姿が“それ”だと言われればそれまでだが・・・。
本筋よりも、美味そうな食べ物に目が引かれた。それと、パグ犬のハチが可愛かった。

マスター@だんだん