劇場公開日 2010年7月31日

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「“みなしご”という言葉が差別用語扱いされて久しい」昆虫物語みつばちハッチ 勇気のメロディ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0“みなしご”という言葉が差別用語扱いされて久しい

2021年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 “みなしご”という言葉が差別用語扱いされて久しい。新劇場版リメイクはとうとうタイトル変更で“みつばち”とされてしまった。序盤でいきなり「飛べ飛べ~ハッチ~♪」と歌いだすけど、その後までカットされていた。

 ミツバチの生態を知ったときには驚愕だったことを思い出す。なにしろ当時の小学生は皆『みなしごハッチ』の影響を受けていたのだから、王子という存在、すなわちハッチの存在自体が否定され、もしくはダメ雄蜂というレッテルを貼られる要らない存在となったのだ。その事実を知ってからは純粋に感動することもできなくなりましたが、やはりストーリーは感動的。小学生のときに最終回ではテレビの前で号泣したことを覚えております。

 さて、このリメイクではアミィ(ウィルソン)という人間の少女が登場します。転校してきたばかりで友だちも出来ず、独りさみしくハーモニカを吹いています。そのため虫と喋れるという特技に気付き、ハッチとその仲間とも喋れることになるのです。基本的には寂しい少女の成長物語。ハッチの勇気の物語が主軸となる一方で、アミィの心情がクローズアップされることで昔とは別の感動をもよおしてしまうのだ。でもヤダなぁ。虫と喋れる少女。最後には虫の大群に助けられたりするシーンでは、実写だったらホラー映画になること間違いなしです!そうならないのは、かつてのアニメよりもデフォルメされ過ぎのキャラクターなんだろうな。可愛すぎ・・・

kossy
kossyさんのコメント
2021年7月13日

katsuminさん、コメントありがとうございます。
そうなんですね!
みなしごのバラードは聴くことができる!
「みなしごハッチ」も再放送してもらいたいです・・・

kossy
Katsuminさんのコメント
2021年7月13日

みなしごは放送禁止用語ではありません。タツノコプロの公式Twitterで改題の理由は現代ではみなしごが理解されにくいことを理由に挙げ、放送禁止説を否定さ
れています。2005年から2009年にNHK BSで年1回放送されていたアニメ主題歌大全集ではタイガーマスクのエンディングみなしごのバラードが何回か放送されました。

Katsumin
kossyさんのコメント
2021年1月4日

talismanさん、明けましておめでとうございます。
みなしごが使えないと、「タイガーマスク」のみなしごのバラードさえ歌うのがはばかれる・・・たしかに、あの当時、親に確かめたくなった!
戸籍謄本申請して初めてわかる・・・とか。
TVアニメはそんな話が多かったなぁ~(笑)

kossy
talismanさんのコメント
2021年1月4日

kossyさん、あけましておめでとうございます!この映画は見ていませんが、「みなしごハッチ」大好きだったのと、「みなしご」は使えない言葉になったんだとショックを受けました。少女シリアの死、小(少?)公女、足ながおじさんなど、昔の少女達が感情移入していた物語はほぼ全部、孤児をテーマにしていたような気がします。私の本当の両親は、訳あってどこか別の所に居るのだわ、と思いたい年頃が幼稚園とか小学生なのかな?いい一年でありますように⭐️

talisman