ザ・ウォーカーのレビュー・感想・評価
全44件中、21~40件目を表示
物語としては楽しめるけど…
映像表現はすごくキレイだし、
シンプルだけど奥行のあるストーリーにも好感が持てる。
だけどイマイチしっくりこないのは、自分が日本人だからだろうか。
文明が崩壊して世界が混沌としたとき、拠り所とすべきものは…。
最近ネットで「日本人は聖書なしでどうやって倫理観を育むのか?」
というコラムか何かを見たけれど、
まさに(洋画である)本作では信仰心の象徴として聖書が重要な役割を果たす。
言ってしまえば、信仰心さえ途絶えなければ、希望も途絶えない。
とまで言い切るようなメッセージを発している。
そして当然、キリスト教こそ絶対で唯一。という無邪気な前提。
悪用しようとする人間には読めないってことにするなら、
もうちょっとパンチの効いたラストにしてほしかった。
「読める」だけでは意味がないよ的なのとか。
ストーリーも面白いし、映像・世界観もかっこいい。
だけど肝心のメッセージ性がちょっと独善的すぎるかな…というのが正直な感想です。
物足りない
なんとなく、オチの予想が出来てしまって…
アメリカの再生、身勝手な
映画の雰囲気が好き
こんな世界観すきです。
多分、日本人の感性には合わないと思われ
デンゼルワシントン・ゲイリーオールドマンと渋い2人の俳優が出ていて、期待度大。しかもこの作品で初めて知ったけど、ヒロインのミラクニスもとても美人だった。
出演している人達は凄く良かったんだけども、根本的な所で感情移入出来なかった。ネタバレになるので書かないけど、本がなぁ、、、。映画を見る前から、ひょっとして本てあれかなぁ?そうじゃないといいな。と思っていたら、まさしくあれだった。日本人の俺にはいまいち有難みが伝わらない。しかもその本が何か分かってしまうのも、早過ぎるように思えた。
それとデンゼルワシントンのアクションシーンも若干無理があったかな。ちょっと神懸かりすぎ。
後、世紀末的な逼迫間がいまいち感じられなかった。そこらへんはわざとそうしている感もあるが、逆にそのせいで余計に本の重要性が伝わらなかったですね。
見終わった後も特に余韻に浸れなかった。
全体的に静かな映画なので、いっそのこと無声映画にすれば面白かったかも。
ま、特に良くも悪くも無い映画ですね。
もう一度言うけど、出演者は凄く良かったなだよなぁ。
えぇっ、それって、無理があると思う。
やはりそちらサイドのお話ですか…
『マトリックス』のジョエル・シルバーがまた兄弟監督を起用した(前の方々は途中で兄妹か姉弟に変わりましたが…)アクション映画です。主演はデンゼル・ワシントンとゲイリー・オールドマンで、本を運ぶ話だとか。地味すぎる…。
その本は一体何なのか?というのが焦点ですが、なんとなく当たってしまうでしょう。ただ、予想とは若干バージョンが違い、それで独裁者役のゲイリーさんがこの世の終わりの様な顔をしますが、だから何やねん、と大方の日本人は感じてしまうのでしょう。
また、見所として挙げられるアクションシーンですが、どこかで観たことがある様な雰囲気で、あの映画の二番煎じかいなと、ザ・ラストやなかったんかいなと、ここには驚きます。開いた口に虫が2、3匹入りそうでした。
その筋のひとたちには感動作なのでしょうか。どこぞの引越し屋さんより荷物への責任感もあっさりで、もっと真心こめて運んでくれと、クレームを入れたくなります。さらに、きっと衝撃を受けて欲しいんやろうところが八景山も真っ青の堂々としたパクりで、その意味で衝撃の一作です。
どうなんだろう。。。
薄皮一枚分の佳作
本の本当の正体はラストでなければ分からない
色を削ぎ落とした映像といい、音楽の響きといい、「ブレードランナー」を意識した感がある。ただ、技術的な進歩もあり、カットごとに細かい色彩コントロールが施されており、視覚的に訴える力は強力だ。さすがにプリントの質も高い。
さて問題の本だが、観る前からアレじゃなきゃいいんだがって思っていたのに、しっかり的中! おおかたの日本人にとって、アレの持つ意義はかなり小さく、ましてや命を懸けて奪い合うことなんてことは理解を超えたものだろう。日本で、この作品が受け入れられるかどうかは、この一点に絞られそうだ。
その難しさが邦題に現れている。この作品が持つ本来の訴えを表現するならば、原題の“イーライの本”が意味も深くぴったりだ。ところがこの本の有り難みに疎い日本人に訴求するとなると、この映画が持つもう一つの顔、アウトローの西部劇的なアクションを強調するしかなく、その結果が「ザ・ウォーカー」という深みに欠けた邦題だ。これは致し方のないことだ。
ラスト・・・、ミラ・クニス演じるソラーラを観ても、日本と欧米の間では違った見方、印象を受けるんだろうな、きっと。私なんぞは、この双子の監督、コスプレ・ファンか?と思うのが精一杯だった。
ただ、★★☆だからといって駄作ではない。本が何であるかは分かっても、本当の正体はラストでなければ分からないし、原題の持つ意味も理解できない。
なお、私はこの本を読んだことがあります。40年ほど前に黛敏郎が音楽を手掛けた米伊合作映画があって、この本に興味を持ったのです。映画化されたのは、この本の冒頭、数十ページ分に過ぎませんでした。
p.s. 久々にジェニファー・ビールスが見られて嬉しい。
全44件中、21~40件目を表示













