「君はビッグになれない。」ガリバー旅行記 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
君はビッグになれない。
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映画「ガリバー旅行記」(ロブ・レターマン監督)から。
作品の冒頭、会社のメール係として働いているシーン。
部下がたった1日で昇進し、自分の上司になって現れる。
そして、こういう。
「デートに誘えないのも、昇進できないのも、理由は1つ。
これが君の限界だからだ」と。
さらに「そのビッグマウスも時々なら面白いし、
ジョークも笑えるけど、それだけだ。君は口先だけ。
認めるべきだ。君はビッグになれない」と続く。
この台詞が、あとの物語の伏線となっているから面白い。
そう、ご存知、主人公がビッグになった訳ではなく、
周りが、小さくなったり、大きくなったり。
小人の国では「ちっぽけな彼が初めて大物扱いされる」(笑)
ラストシーン、現実に戻った彼が、メール係に呟く。
「この世に、小さな仕事はない、(仕事に大きい小さいの差はない)
ただし、ものすごくちっちゃな人間はいる」
しっかり、落ちのある台詞で、メモが終わった。
言葉の面白さが味わえる、冒険(パロディ)コメディである。
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