「言ってしまうと、予定調和的作品」ナイト&デイ 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
言ってしまうと、予定調和的作品
トム・クルーズとキャメロン・ディアスと言うゴールデンコンビに依るエスピオナージ風ラブコメディ。
キャメロン・ディアスが、ラブコメの女王の貫禄たっぷりの演技を見せます。もっとも、女性にこう言う事を言うと反発を食らうかも知れませんが、引きの映像ならば全然大丈夫ですが、アップになると・・・。キャリア的には、そろそろ彼女も、次の得意分野を開拓すべきではないかと。
トム・クルーズが演じるロイ・ミラーは、超人?(笑) まぁ、この手の作品の場合、超人じゃないと務まりませんけどね。
ピーター・サースガードが良い演技しています。『ジャーヘッド』の時も思ったんですが、彼って、何か冷たい目をしていますよね。逆に言えば、裏切り者を演じるため、冷たい目の演技をしていたのかも知れませんが。
基本的に、予想通りに進むストーリーです。終盤、ロイの真の姿?が明らかになり、「えっ?」と思わされますが、それは目眩ましでした。薬でジューンが寝てしまって物語が一気に進むと言う作り方は、若干如何なものかと思いますが、ラブコメですからねぇ。あまりうるさい事は言わないことにします。って言うか、この手のラブコメには有りがちな、終盤に同じ様なことが、別の形で使われたりしますが。
タイトルの、ナイトはいいとして、もう一方のデイの意味が分かりませんでした。もしかして、KNIGHTとNIGHTを掛けているのでしょうか?
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