「旬をすぎてもトム魂。」ナイト&デイ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
旬をすぎてもトム魂。
今作を含め今年のFOX作品はアチラでは絶不調だったそうで、
なるほど…だからあんなに早くからこの作品を大宣伝してた?
そう思われるほど何度も宣伝やらキャンペーンやらを観た^^;
トム&キャメロンファンが多い日本で稼ごう♪ってことなのか。
…なぁんてイジワルなことを書いてしまったけど(爆)
実際に観てみて、なぜこの映画がつまらないのか分からない。
私的にかなり面白かった。テンポも良かったし、これぞ往年の
ハリウッド映画じゃん!?という興奮度とツッコミ度が満載の、
それはそれは楽しい映画だったと思うんだけど…?ハテ。
まぁお二人とも中年といえば確かに、旬は過ぎた感がある^^;
若い子が(向こうでもそうなのか?)あんまりそそられないのも
きっと何というか、こんなのじゃなくてもっと技巧的に作られた、
あるいは3D化できるような、そして恋をするならヴァンパイアと、
みたいな、何ですかもう人間からかけ離れたところに存在する
モノにしか興味が湧かない、ってやつなんでしょうかねぇ^^;
うーむ。。でもこういう作品って無くなっちゃ困るんだけどなぁ。
単純に楽しめる作品が少なすぎる昨今、いかにも王道のラブコメ
アクションがあってかなり安心したのは私の世代だけなのか…。
いやホントに、いやまったく、観て損はない楽しい作品。
このオトコはいったい何者なのか?という掴みから、ド派手な
アクションと笑いが続き、かと思えば不穏な動きに疑心暗鬼、
ドタバタドンパチ、蛙顔したキャメロンが騒ぎまくって大混乱、
あらら…という間に恋に落ちて…という、うわ♪ホント単純^^;
なのに、ラストのしてやったり!なシーンには感激してしまった。
どっちがナイト?(爆)
やっぱこうでなくちゃね!という期待に沿った展開と締め括りは
結末の安心感に繋がり、映画館を気持ちよくあとにできるという、
まさにデートムービーに適した快作。インシテミルよりお薦め^^;
(殺人はゲーム化しちゃいけない。あくまで非常手段だよね、トム?)