「新趣向のヴァンパイア映画なんだけど…」デイブレイカー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
新趣向のヴァンパイア映画なんだけど…
ヴァンパイア映画はホント人気がある。
あの手この手と趣向を凝らしてネタは尽きない。
この「デイブレイカー」も趣向を凝らしたヴァンパイア映画。
ヴァンパイアと人間の立場が逆転した世界。
ヴァンパイアたちが世界に君臨し、人間たちが逃げ隠れする。
人間たちは絶滅寸前まで激減し、お陰で血液不足、ヴァンパイアたちにも死活問題。ヴァンパイア同士で血を飲むとモンスターと化してしまう。
そんな危機に、ヴァンパイアの血液学者エドワードが策を考えるのだが…。
人間に優しいヴァンパイアのエドワードにイーサン・ホーク。
ウィレム・デフォーは勿論ヴァンパイア…と思ったら人間…と思ったら元ヴァンパイア。この人らしい一癖のある役。
もっとバリバリのアクション・ホラーかと思いきや、サスペンスタッチのヴァンパイア映画。
捻りのある題材は良かったが、最後は血まみれグチャグチャになってしまい、せっかくの題材を活かす事が出来ず。元々B級なんだけど。
もっと物語に深く入り込んでくるのかな?と思っていたモンスター・ヴァンパイアの描かれ方はお粗末で、サム・ニール演じる社長の娘とエドワードの弟の最後も呆気なく、粗い部分が所々目立つ。
ハナからB級と割り切って見れば、1時間半そこそこ楽しめる。
そうそう、オードリー役の女優さん、名前は知らないけど美人だった。
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