「頭使わずに観られる久々のボンクラ・ホラー。」デイブレイカー cross yukiさんの映画レビュー(感想・評価)
頭使わずに観られる久々のボンクラ・ホラー。
以下twitter(@skydog_gang)への投稿に加筆――
実力もセンスもB級の監督が、A'級の主演陣を使って作ったおちゃめなB級映画。
「ヴァンパイアもの+近未来SF」というコンセプト一発の、アクション・ホラー・SF全てにおいて中途半端以下な映画だが時折ゴア度の高い描写もあり、週末の夜をボンクラに過ごしたい時などには最適。
監督の前作『アンデッド』も八方美人な趣味全開でとっ散らかった印象の映画だったけど、今回も全く一緒。いい意味でも悪い意味でも、自分たちのために映画を作っている人たちなんだろうなぁ。
(追記)面白いと思ったのは、ヴァンパイアが皆雰囲気たっぷりに煙草をくゆらすのに対し、人間側には喫煙の描写がない点。これは“ヴァンパイアは不死身である”事を明示する、かなり粋なやり方だった。これと、主役の登場シーン(“鏡に映らない”ネタ)にはセンスを感じた。
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