カラフルのレビュー・感想・評価
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自分の色はひとつじゃない
久しぶりの鑑賞。やっぱり良い。 プラプラもお母さんも可愛い。あれはしょうがない。 原恵一監督は日常描写が本当に良い。 玉電の風景も良かった。 まことくんもだが、人物たちが愛らしく、少しずつ強くなっていくのがいい。 ガラケーは時代だけど、10年以上経っても色褪せない。
製作「サンライズ」なんですね。
死後の世界から天使の采配により、自殺した少年の身体に転生した主人公と天使の物語。 ごめんなさい。最後まで鑑賞出来ませんでした。 何より、主人公と天使の声があまりにも酷い出来で、鑑賞に耐えることが出来ませんでした。 なぜ、彼等を抜擢したのか・・・制作陣の本音を聞きたいです。 本来なら、ノーカウントにするのがフェアなのかもしれませんが、敢えて0.5を付けさせて頂きます。
一度命を落とした主人公が自殺した少年の体を借りて人生をやり直すチャ...
一度命を落とした主人公が自殺した少年の体を借りて人生をやり直すチャンスを模索する。 少年の態度にはかなりイライラさせられるが、初めてできた友人の存在によって変わっていく。 ファンタジー的要素がうまく作用して良作に仕上がったと思う。
平凡な作品
小説を既読だったから最後まで見られたが、読んでいなかったら途中で観るのをやめたかも 驚くような状況なのに、序盤の展開が盛り上がりに欠ける。後半は幅が出てきた どうしてその行動をしたか裏付けが足りない。なんでだろうと思うことばかり 自殺するほどなのか、生まれ変わりならそれまでの人生との繋がりや違いがあるのでは無いかと疑問が消えなかった 真の声に感情がこもっていない
タイトルが皮肉。
面白い…というよりは考えさせられる作品だと思った。人の1面だけを見て決めつけるな…が教訓の作品。人間関係がまぁ〜リアル。仕事人間、不倫、無関心、いじめ、売春…家庭や社会の問題をふんだんに盛り込んだ中で起こる主人公の生き返り。それが周りに及ぼしていく影響。派手な展開はないけどそれが逆にリアルだった。最初は状況に置いていかれる主人公が初めての友情で救われ変わっていく流れは良かった。キャラの舞台装置的役割は良かったが自称・天使がそこまで活躍しないキャラなのが気になった。煽り役? あとやっぱり声が無理。こういう作品のキャスティングって何を思って決めてるんだろう…唯一宮崎あおいは上手いと感じた。
支え支えられて生きている
当時全然ピンとこなくてスルーしてました。 最近実写リメイクで作られたことをきっかけに、ちょっと観てみようかなってなった作品。 結構オープニングから地味。キャラデや彩色もですが、キャストがまた地味なんですよね…。正直不安しかないスタートでした。 淡々とみ続けていたのですが、ふと玉電を巡るエピソードをきっかけに、段々と景色にに彩りがつき始めるんですね。 そういえば二子玉の駅がまだ工事中の頃が舞台、何だか懐かしいですね。 ただ、中学生の未熟で余りにも多感すぎる視点のため、酷く青臭いです。 そんな中流れる尾崎は、ベタだけどピッタリとも言えるでしょう。 しかし気がつくと、自身と家族の崩壊から再生を描いた作品として段々と形付いていました。 迎えたエンディングにかかるブルーハーツ、その物語にぴったりでした。 誰も皆、支え支えられて生きている。素晴らしい作品でした。
ほぼ小説と同じだった。このストーリーは面白かった。そして、人生はそ...
ほぼ小説と同じだった。このストーリーは面白かった。そして、人生はそう簡単にはやり直せないし、自分という存在を無下に扱ってはいけないと思わされる映画だった。そして、みんなでごはんを食べるささやかな幸せを感じるシーンに涙した。
【原恵一監督のカラフルワールドに魅了される。”命”の大切さを誠意を持って描こうとした作品。】
原監督が”クレヨン”を使って、森絵都の名作をアニメで再現した作品。 記憶では、ほぼ原作通りの粗筋で物語は進む。 原作自体が、新鮮なファンタジー作品であったので、それをどのように映像化するかを楽しみに、且つ幼き息子に見せたい内容でもあったので、いそいそと車を50分走らせて、映画館にて鑑賞。 私は原作との違い(当たり前だが、彩が新鮮であった。)を楽しんだが、息子には少し難しかった・・(と、思われた作品。) <今作の9年後、原監督は更に”カラフル”な”バースデー・ワンダーランド”を私に届けてくれた。>
☆☆☆★★★ ※ 鑑賞直後のメモから 過去に於いて、現世での《悪事...
☆☆☆★★★ ※ 鑑賞直後のメモから 過去に於いて、現世での《悪事》を働いた僕は。死の世界から小林真とゆう男の子の肉体に、強引に〝ホームステイ〟させられた《修行》だと言う。 この《小林真》君は。クラスの仲間からは浮いているし、両親と兄。それに僕が存在する食卓は、どこかぎこちない。一体どんな家族なんだ? アニメーションの中の、ところどころに実写を取り込んだ様に見える描写は。昨今のC Gアニメに見られる様な華やかさはない。どことなく郷愁を誘う懐かしさに包まれる。 僕こと、小林真君はどんな気持ちで目の前の絵を描いていたんのだろう? 佐野さんは馬が湖面を目指していると言った。 僕は誰なのだろう? 何故この家族はよそよそしいのだろう? 「玉電に乗ってみたかった」と言う早乙女君は、「嫌な事ばかりだけど、今が良いよ!」と言っている。 ちょっと面白い奴だ! 僕はやっと気が付いた。「生きて行くってこうゆう事なんだ!…って」 序盤から、かなり重い状況が続いて行く。一般的なアニメーションで描かれる爽快感は、最後まで全くと言って良い程にない。 段々と、この真とゆう男の子がどんな男の子で。 彼を取り巻く周りの人達の事が、少しずつ解って来る。 そして、最後に真が叫ぶ。家族との食卓場面は実に素晴らしかった。 かのベートーベンだって、第九の中で」友を持たぬ者は人生の敗残者だ」…と歌っているじゃないか。 “明日がある”って素晴らしい事なんだ! 2010年8月29日 TOHOシネマズ錦糸町/スクリーン5 ※ 佐野さんのモデルは某都内有名名画座の専従員の女性では? 監督自身が何度もトークショーを通じて、その映画館へ出向いている訳で…。名前も佐野なのは、原作を未読の為にはっきりとは言えないのですが…。 それよりなにより、ビックリするくらいに瓜二つなんだもの!
アンジェラ・アキ
父は出世街道からはずれていて、母はフラメンコの先生と不倫していて、兄とは絶縁状態という家庭環境。学校では友だちがひとりもいない上に、思いを寄せていた後輩ひろかが援助交際をしていた事実を知ってしまう。そんな小林真はラブホテルから出てゆく二組を目撃した翌日自殺したのだ。 真に乗り移った“ぼく”は、しばらくひきこもった後、プラプラに教えてもらいながら学校へ登校する。真は美術部で真っ青な背景の馬を描いていた。桑原ひろかは親しげに話しかけてくるし、メガネをかけた同じクラスの佐野唱子(宮崎)が何かとつっかかってくる。 実写版から10年経ってるところで、中高生の間で交わされる言葉に若干の違いがあるんだろうな。ネットでなんてのも実写のほうではなかったかもしれない(忘れてる)。ノスタルジーに誘われるのは電車よりも音楽。口笛で演奏された「風」。そしてアンジェラ・アキの「手紙~拝啓 十五の君へ~」の合唱曲がいい。
プラプラは存在しているが、仮にマコトの妄想の中の産物だったとしても...
プラプラは存在しているが、仮にマコトの妄想の中の産物だったとしても、この映画の話は成り立つ。自殺に失敗した少年がちょっとしたキッカケで生きる希望を取り戻すストーリー。 ラブホの前でひろかの手を取り走り出す場面くらいしか動きはなく、ほぼ日常的な場面が続いていく。人生は魂の修行の場であり、友達がいればハッピーは倍になる、みたいな内容。 宮崎あおいは本当に上手い。
カラフルに生きること
主人公の少年が、自分の自殺と生き返りをキッカケに、バラバラだった家族や、腐ったような人生を見つめ直す話。 どこかに欠点や不安を抱えた人々が登場し、決していい雰囲気とは言えない物語になっているが、最後まで見終わった後には、希望に溢れ、前向きになれる、そんな内容になっている。
泣きました。
あまり有名な作品ではないですが、見て損はないと思います。コメントは、心に残ったものを書くからどうしても良い事ばかりになってしまいます。いや、自分が映画を面白いものとして見ているからそう捉えてしまうのか。そういう混在したよく分からない気持ちも大切なのかなとプラプラが教えてくれました。
ここまで子供に邪険に扱われると、家の中で生きている意味があるのかと。。
こんなに何回も泣くアニメの映画は初めてかもしれない。 それぞれのキャラクターの個性がたっていたけど、 特に母親が憐れで涙が出た。 子供を追い詰めるくらい、浮気はよくないが、 ここまで子供に邪険に扱われると、家の中で生きている意味があるのかと。。 声優が誰とか、知識を入れずに見て欲しい。
生きられる事に感謝
人それぞれに色があるっていうけど、人一人にも一色だけじゃなくいろんな色を持っている。。きれいな面もあれば、汚い面もある。だから人間はカラフルなんだ。 不安定な今の世の中、いろんな問題が中学生を含め未成年にも降りかかってくる。先が見えなくて不安だけど、生きてれば確実に明日がある。明日があるのはいいことだ。自分の近所でも中学生の自殺があったけど、いくら自分の命であっても自殺は殺人と一緒。自分一人で生きてるわけじゃない。他人に支えられて生きてるし、生きてることで他人を支えてる。生きてられる事に意味があり、感謝しなければならない。この映画はそんなことを伝えてる気がします。 配役については「何で関西弁?」とかありますが、あれはあれでいいと思います。もうちょっと情景をカラフルにしてもいいと感じましたが、全体的に良い作品でした。
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