「十人十色の輝き。」カラフル AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
十人十色の輝き。
借りぐらしの肉体で客観的に日常を重ね,
やがて,輝きと安らぎに気付いて成長してゆく小林真。
彼を通して直球で描く「命」のドラマは,響くポイントが多く,琴線に触れた。
自己チューで,ろくでなしで弱くて情けない。
かと思えば,些細な喜びで笑顔になる人は,
存在するだけで誰かを傷つけ,支え,助けている。
それこそが「人間」であると
優しく十人十色を肯定する人間讃歌に泣いた。
同時に,
人の死は,周りの心に傷を植え付けるのだと訴えるメッセージも響く。
子供たちにこそ,この作品を観てほしい。
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