「アンジェラ・アキ」カラフル kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
アンジェラ・アキ
父は出世街道からはずれていて、母はフラメンコの先生と不倫していて、兄とは絶縁状態という家庭環境。学校では友だちがひとりもいない上に、思いを寄せていた後輩ひろかが援助交際をしていた事実を知ってしまう。そんな小林真はラブホテルから出てゆく二組を目撃した翌日自殺したのだ。
真に乗り移った“ぼく”は、しばらくひきこもった後、プラプラに教えてもらいながら学校へ登校する。真は美術部で真っ青な背景の馬を描いていた。桑原ひろかは親しげに話しかけてくるし、メガネをかけた同じクラスの佐野唱子(宮崎)が何かとつっかかってくる。
実写版から10年経ってるところで、中高生の間で交わされる言葉に若干の違いがあるんだろうな。ネットでなんてのも実写のほうではなかったかもしれない(忘れてる)。ノスタルジーに誘われるのは電車よりも音楽。口笛で演奏された「風」。そしてアンジェラ・アキの「手紙~拝啓 十五の君へ~」の合唱曲がいい。
コメントする