「期待はずれ」踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! カンクスさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0期待はずれ

2010年7月6日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

前評判が悪かったのか、平日の午前だったからか判らないが、劇場も半数程度しか席が埋まってなかったので嫌な予感があったのですが、実際観た感想は、はっきり言って、拍子抜けな内容でした。

 私はテレビシリーズからの大ファンで全テレビシリーズ、劇場版1・2 交渉人真下正義、容疑者室井慎二と観てきましたが、今作品ははっきり言ってツマラナイです。

 今作品は引っ越し・青島の病気・新湾岸暑乗っ取り事件の三つの要素が構成していますが、青島の病気のくだりは物語進行上不必要で邪魔なだけだと感じました。

 踊るは、青島と室井さん、そして湾岸暑メンバーががむしゃらに事件解決に奮闘するところがよかったのに、今作はそれが少ない。
 旧メンバーは殆ど活躍しないし、新メンバーもクライマックスに少し活躍するぐらいで新世代へのバトンタッチ的要素もなし。
 室井さんも現場に関与しない。

 私が3に期待し過ぎたのかもしれないが、ファンが観ても踊るの評価を落とすだけだと思う。
 踊る作品ならどんな内容でも広い心で受け止められる人以外オススメはできません。

 公開前、キャストの誰かが、『みなさんの期待を裏切る』と言っていましたが、私的には悪い意味で裏切られたように思います。

 ただ公開前から明らかになっていましたが、過去の犯人が複数人登場し、犯人のその後が判ったり、そのうちの一人が黒幕であったり、また黒幕に操られた実行犯のリーダー格がテレビシリーズの登場時端役だったキャラなど、そう言った細かい部分では、楽しめるかもしれません。

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カンクス