「どんどんおもしろくなくなる踊る大捜査線シリーズ」踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! かつさんの映画レビュー(感想・評価)
どんどんおもしろくなくなる踊る大捜査線シリーズ
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踊る大捜査線シリーズ、どんどんおもしろくなくなっていきますね。テレビ局の作りたいものと観客が見たいもののズレが一番大きくなっていった時期ですね。相変わらず、スピード感はないし、なにより、全然おもしろくない。僕たちが見たいのは、刑事ドラマ。難解な事件が発生して、謎を追いかけながら犯人を捕まえ、大円団、こういうストーリーなんですよ。ただ、この作品、特に前半は、引っ越しと青島さんの健康の話がメインで、事件の操作は脇に追いやられてた。
メインのストーリーに絡んでくるけれど、正直、人が引っ越しでバタバタしてるとこ見せられてもなんにも面白くないです。。
人の健康診断の結果というセンシティブな話を、簡単に言いふらす湾岸署の面々のモラルのなさ。誤診を伝えない所長の判断にドン引き。最後には、スミレさん、不特定多数に情報発信(笑)観客がこれを見たらどう思うかという考え方が欠落してますよね。
後半は、事件捜査がメインになって、ここは面白いんだけど、ようやく盛り上がったと思ったら、急にサイコパスの独白がスタート。。しかも、最後はなんの抵抗をすることもなく捕まえて脱出し、解決??この人、11年間、死ぬために策を巡らせて来たんですよね?なにこの終わり方?
小栗旬さん、小泉孝太郎さん(初登場じゃないけど笑)など、本庁の新キャラはいい感じでしたが、湾岸署の新キャラは、魅力なし。伊藤淳史さんは、ただの和久さん名言スピーカーだし、滝藤賢一さんに至ってはなんで中国人??
制作陣はもう一度踊る大捜査線が何で世の中で支持されたのか考え直した方がいいのでは?
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