「映画というより、2時間サスペンスドラマ」ロストクライム 閃光 aotokageさんの映画レビュー(感想・評価)
映画というより、2時間サスペンスドラマ
奥田瑛二、夏八木勲、宅間 伸、原田芳雄、かたせ梨乃、烏丸せつこ、熊谷真実などのかつての2時間サスペンスドラマの主役級が顔を揃える豪華俳優陣の中で、渡辺 大、川村ゆきえの若手ががんばってた。
川村ゆきえだけでなく、熟女女優たちの官能シーンもいっぱい。
2002年、善良なラーメン店主の他殺死体が発見された。
定年直前の刑事が、首を突っ込み捜査をはじめる。
すでに時効になってる34年前の三億円事件が関わっているらしい。
しかし、警察上層部は事件に蓋をしようと暗躍する。
三億円事件は、再現ファルム風の白黒の映像で、所々差し込まれるが、すでに何度も検証番組が作られているとはいえ、三億円事件を全く知らないものには、わかりづらいかもしれない。
監督は、「誘拐報道」(82年)などを撮った伊藤俊也。今回は警察内部の確執を描く。
2002年が舞台のはずだが、定年直前の刑事の自宅の居間が昭和風のレトロなものだし、ロケをしている所も、昭和の雰囲気を漂わせるところばかり。
クラシックのBGMで無理やり盛り上げたり、セリフの言い回しにも、古めかしさを感じる。
脚本 長坂秀佳氏は、映画だけでなく、かつては2時間ものなどのテレビドラマで活躍していた。
映画というより、20年前の2時間サスペンスドラマとして見れば、楽しめる!?
コメントする