「オプティマス、お前美味しい所どりしてるだけだろ」トランスフォーマー ダークサイド・ムーン あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
オプティマス、お前美味しい所どりしてるだけだろ
2011年アメリカ映画。154分。2011年33本目の作品。というわけでメガヒットシリーズの最新作でキャストはほぼ同じだがヒロインのミーガン・フォックスだけが監督との不仲で降板させられたとか。
内容は:
1,アメリカが人類で初めて月面着陸した1969年。そこには裏の国家目的があった。
2,そして時は現代。大学を出たサムは就活中。
3,そんな彼はまたしても人類を救うための運命の試練がやってくる。
観ての感想を短く言うと、特撮すごい、雑、長すぎる、です。特に本作はラストの戦闘シーンが長い。プライベートライアンばりの長さ。しかしプライベートライアンと決定的に違うのは、本作の展開の仕方が雑きわまりないということ。
今の今までオプティマスとかバンブルビーはなにやってたんだと言いたくなるご都合主義な展開。シーンを先にとってつなげるのに困って、仕方なくああしたっていう感じです。
マイケル・ベイ監督は、あまりに見事な特撮技術に酔いしれすぎて、作品全体が破綻していることに気づけないくらい麻痺していたのでしょう。もうちょっと丁寧につくれば、もっとスッキリした良い作品だったと思うだけに残念です。
今回もブサイク組は笑い担当。とくに本作にでてくるアジア人の描き方は不快感を感じるほど。
ほんと特撮はすごいんです。
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