劇場公開日 2011年7月29日

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「シリーズ最高峯」トランスフォーマー ダークサイド・ムーン MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0シリーズ最高峯

2017年5月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

本作でシリーズの第一章が完結という訳だが、フィナーレに相応しい作品だった。
スケール、迫力、映像という「トランスフォーマー」らしさがとにかくてんこ盛り状態。映画を観終わり、「もうお腹一杯」と思ったのは久しぶりだった。第一作のオートボットVSディセプティコンを真っ向から描いた挑戦的ともとれる話からは若干逸れ、オートボットと人間の関係性や、彼らの故郷の出来事など、単純明快かつどストレートな雰囲気は無くなったが、それでも「いつもの感じ」は変わっていない。
本当に、成長しないシリーズである。

また、私がシリーズを通して本作が最高峰だと評する理由がもうひとつある。
それは、「オプティマス・プライム」の格好よさだ。第一作は主人公サムと行動を共にし、絆を深める「バンブルビー」がロボット側の主人公という風に感じていたが、第ニ作からオプティマスの存在感が強調された。そんななか、本作にはいよいよオプティマス・プライムが格好いいを通り越して神々しく感じるほどになる。
空から飛んできたオプティマスが、地上に着地しながら激しい爆発のなかで敵を蹴散らしていくところは素晴らし過ぎて何度も見ている。

しかし、突っ込みどころは多数存在している。前作の新キャラ、「スキッズ」と「マッドフラップ」の双子コンビや、バイクに変形する「アーシー」3姉妹も出てこなくった。それら全てを挙げたらキリがないためここら辺にするが、それらも含んで「トランスフォーマー」だ。

次のシーズンが楽しみで仕方ない。

Mina