「派手さはないんだけど、引き込まれる」月に囚われた男 Jolandaさんの映画レビュー(感想・評価)
派手さはないんだけど、引き込まれる
4年半ぶりに鑑賞。
4年半前、軽い病気して自宅療養してる時、なにか映画でも観て気を紛らせたいんだけど、なんとなく①女っ気がない②宇宙を感じる ものがよくって、これとか、2001年宇宙の旅、未知との遭遇、なんぞを観てました。(でもSFはもともとかなり門外漢なんで、まだまだ観てないものだらけ)
この映画、SFコーナーの、たとえばスター・ウォーズシリーズの圧迫感に圧倒されたりなんかして途方に暮れかけた時に、ふと目に入って借りたんですけど、アタリでした。
スジもいいし、音楽もいいです。あとガーティ(AIロボット)とか服とかがけっこう年季を現してというか、けっこうリアルな汚れが目立ってるのもいいですね。初めて観た時は、けっこう(スリラーとしての)怖さを感じました。ただ、この映画、ネタバレ状態で観るとさほどドキドキできない、ということが今回わかりました、、
でもそれにしてもSFって、CGと音楽と模型と演者の気迫だけでリアリティ出そうとする訳だから、すごいなぁ、、
ガーティの声がなにげにケビン・スペイシー、っていう、おまけみたいな、一粒で二度美味しい感もあります(笑)
4年半前にどっかで読んだんですけど、「ルナ産業」が韓国の会社っぽい(「サラン地区」とか)、っていうのは、制作の09年当時、アメリカや日本でなく将来的に宇宙進出しちゃうのは韓国じゃね?みたいな空気が出始めてたのもあるらしいです。
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