「なかなかの」瞳の奥の秘密 映画村さんの映画レビュー(感想・評価)
なかなかの
なかなかのモンです。最近のアカデミー賞の傾向はよく分からないこともありますが、これは順当だと思いました。ちゃんと人に向き合って、よいドラマを作ってるなぁという印象。
ハーバードの教授じゃないけど、「正義とは何か?」といったことや、「愛するってどういうことよ?」といった根源的な問いに対して、監督が考えた答えを盛り込んでるな、と思いました。
時間の経過という“経年変化”の中でそれを貫くことがいかに難しいか、ある程度経験をしてきた人なら誰でも思い当たるんじゃないでしょうか。
私を含め、自分の過去を振り返って、多少なりとも悔いのある方には特に響く作品と思います。
テレビで、おすぎさんが生涯ベスト50に入る作品と言ってました。そこまで行くかどうかは分からないけど、記憶に残る秀作でした
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