「痛快バイオレンスエンターテイメント」アウトレイジ shinさんの映画レビュー(感想・評価)
痛快バイオレンスエンターテイメント
全員悪役、全員主役級。それぞれの俳優の個性を活かしきった、北野武でないと撮れなかった映画ではなかろうか。
争いというものは、とかく些細なことから始まるという典型。報復が報復を呼び、見栄や私利私欲が跋扈する欲望だけが渦巻く世界。ヤクザとは、人間とは愚かなんだと伝えている。これを観てヤクザに憧れる人が減ったらいいな、と思う。
映画として、エンターテイメントとして非常に良く出来た傑作。たけし映画にしてはセリフが多いかもしれないけど、表情や画で語らせるところもあり、たけし風味も満載。繰り返し見たくなる痛快なバイオレンスエンターテイメントムービー。
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