「【”癌になった息子の療養のために借りた家で、且つて行われていた忌まわしき事。”】」エクトプラズム 怨霊の棲む家 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”癌になった息子の療養のために借りた家で、且つて行われていた忌まわしき事。”】
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■1987年、コネチカット州。息子マットのガン治療のため、古い家に引っ越してきたキャンベル家。
だが間もなく、一家はその家にまつわる不気味な過去を知ることになる。
そこは数十年前、葬儀場として使われていて、更にエイクマンと言う降霊術師が降霊会を行っていたことも判明。
霊媒のジョナと言う少年も頻繁に現れる超常現象に遭遇するようになる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・スラッシャー系ではないが、視覚的にもかなり怖い作品である。
・実話がベースと冒頭に出るが、何処まで実話かは興味がない。但し、降霊会をやっていたとか、設定が十二分にあり得るので、何となく信用。
・とにかくマットも悪霊の幻視と戦うし、母親のサラ(ヴァージニア・マドセン)も息子の為に懸命に努力する。アル中の父親ピーターは、酒を呑むと駄目駄目だが彼なりに家族を想い、頑張るのである。
ー 所謂、家族団結で悪霊と戦うパターンである。-
・マットと同じ病院に居たニコラス神父(イライアス・コティーズ)の存在も重要で、彼は善意から命懸けでマット達を悪霊から救おうとするのである。
・ジョナについては、上手くヤラレタなと言う感じかな。彼が悪霊を封じ込めていたんだね。
<ラストはホラー映画には珍しいハッピーエンドであり、ホッとした作品。自らが犠牲にされたジョナが綺麗な顔で微笑む姿も良い。
ホラー映画チキンとしては映画館では絶対に鑑賞は無理だが、怖い所でストップして息を整えて観たよ。
今作はホラー映画としては、家族愛も描かれているし最後のテロップで流れた言葉も嬉しかったし、ヒューマン・ホラーと呼びたくなる作品でした。>
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